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【中央時評】政権5年を占う文在寅大統領の100日(2)

中央日報日本語版 5/17(水) 14:45配信

激しい逆風と反発は当然だった。保守的な連邦大法院と共和党によって一部の法案は違憲判決を受けた。パーキンス労働長官は弾劾の危機を迎えたりもした。注目を集めたのはこれを解決していくルーズベルト大統領の「疎通方式」だった。就任8日後、ルーズベルト大統領はラジオ演説で大衆を説得する炉辺談話(fireside chat)を始めた。「皆さんのお金をマットの下に置くのではなく、営業を再開した銀行に預けてほしい。そうしてこそ産業と農業が復活する」。分かりやすい大統領の誠意が込められた説得に3日後、ダウ株価は15%上昇した。演説の最後に「皆さんの苦労を私にも話してほしい」というルーズベルト大統領の呼び掛けでホワイトハウスには1週間で45万通の手紙が届いた。国民統合のための大統領自身の努力はまさに「100日の速度」を可能にした力だった。

常に温かいほほ笑みがトーレードマークだったルーズベルト大統領は会期中、毎日3、4時間ほど議員と討論し、親交を深めた。政府機関のトップには「皆さんと私のお金と存続はすべて議会にかかっている。議員の気分を害することがないようにしてほしい」とおどけたりもした。就任4日後、下院銀行委員長がインクも乾かないうちに銀行法案を議席にまわし、38分後に通過させた「協治」の場面もあった。

ハーバード大の学生新聞の編集長だったルーズベルト大統領はメディアの文化を深く理解していた。記者会見をほとんどしなかった前任者とは違い、一週間に2回ずつ記者に会い、セミナーのような政策討論を楽しんだ。助言に耳を傾けた。「就任初期に議事堂と大衆、メディアに良い第一印象を与えた大統領が成功する」(ヘリテージ財団『成功する大統領の条件』)という通説の教範がまさにルーズベルト大統領だ。

57%の得票で当選したルーズベルト大統領は幸い、議会も民主党が多数だった。少数与党の厳しい状況にいる文在寅大統領こそ、より謙虚な姿勢で誠意を持って国民と議会に近づかなければいけない状況だ。謙虚かつ真摯に国民と疎通する大統領に敵はいない。

チェ・フン論説室長

最終更新:5/17(水) 14:45

中央日報日本語版