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「築地では魚かわいそう」 都戦略本部、業者からヒアリング

産経新聞 5/17(水) 7:55配信

 築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題を検討している都の「市場のあり方戦略本部」は16日、築地市場に水産物を出荷している「阿部長商店」(宮城県気仙沼市)と「西日本魚市」(長崎県松浦市)からヒアリングを実施した。業者からは「築地は温度管理ができず、精いっぱい手をかけた魚がかわいそうと感じる」などと築地市場の設備に対する指摘が相次いだ。

 阿部長商店の阿部泰浩社長は、築地市場の施設の大半が壁のない開放型構造で温度管理に適さないとの観点から、「鮮度を保つために産地でしている工夫が、築地の環境では無になる」と懸念。「安全安心の面でも、野ざらしの築地では管理できない。地下より地上で流通している魚に気をつかってほしい」と訴えた。

 西日本魚市の田中憲壮相談役も、「(築地では)スムーズな配送の動線が確保できず、品質管理に問題を感じる」などと述べた。

 戦略本部はこれまで、流通業者や業界団体からもヒアリングをしており、小池氏は戦略本部での検討などを踏まえ、豊洲市場への移転可否を判断していく。

最終更新:5/17(水) 8:25

産経新聞