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ごみ収集車がフルーティーに香る 新技術応用した消臭剤

朝日新聞デジタル 5/17(水) 19:02配信

 生ごみの臭いがフルーティーに変身――。ごみ収集車から出る臭いを「いい匂い」にする消臭剤を、紡績大手シキボウ(大阪市)や山本香料(同)など4社が共同開発し、17日発表した。自治体や清掃事業者向けに6月上旬に売り出す。

【写真】ごみ収集車用の消臭剤「デオマジック 香り de まじっく」。左が濃縮液で、右はスプレータイプ=17日、東京都内

 消臭剤には、シキボウと山本香料が6年前に開発した技術「デオマジック」を応用した。香水を構成する香り成分には、強い臭い成分が含まれることを踏まえ、生ごみの臭いの成分と混ぜて「いい匂い」にする方法を見つけた。東京・築地市場や繁華街などの生ごみから出る汚水を採取し、試験を重ねてきた。

 消臭剤は、ごみ収集車に専用の噴霧装置を取り付け、ごみに直接吹きかける。ごみ置き場の汚水に使えるスプレータイプもある。価格は噴霧装置が税抜き13万5千円、濃縮液が同3万8千円など。共同開発のメンバーでごみ収集車の製造を手がける新明和工業(兵庫県宝塚市)と、新明和商事(兵庫県西宮市)が販売する。

 シキボウの辻本裕・開発技術部長は「産業から出る強い悪臭の課題解決が主なターゲット。全国のごみ収集作業に少しでも役に立てたら」と話す。(村井七緒子)

朝日新聞社

最終更新:5/17(水) 20:36

朝日新聞デジタル