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旭化成がコンセプトカー 軽量素材で存在感をPR

朝日新聞デジタル 5/17(水) 20:22配信

 化学大手の旭化成が自ら手がける部品を搭載したコンセプトカーを初めて開発し、17日発表した。車メーカーは車体を軽くするため、さまざまな素材の活用を進めており、存在感をPRするためだ。ほかの素材大手も車に商機を見いだしている。

【写真】旭化成のコンセプトカー「アクシー」


 旭化成が京都大学発のベンチャー「GLM」と開発したのは、電気自動車(EV)「アクシー」。タイヤのゴムやシート生地、塗料のほか、車の商品力のカギを握るセンサー類など、計27点に旭化成の素材が使われた。吉田浩常務は「自動車事業の象徴として、軽量化のための素材、未来を見つめたシステムを搭載した」と話し、この車を技術のPRに利用する考えだ。

 環境規制が世界的に強まっている。車メーカーにとって、電動化や素材の軽量化が大きな課題だ。EVを動かすリチウムイオン電池の部品「セパレーター」は市場規模が年3割増で拡大中。シェア1位の旭化成は昨年、国内製造ラインを増設し、2020年までに生産量を2倍近くに増やす。

 エンジン周辺でも使える耐熱性の「樹脂」は、鉄と比べて重さを6割減らせるという。車部品は、鉄が重量ベースで7割近くを占める。だが、30年には3割近くに下がると予測する調査もある。旭化成は車関連を成長分野に位置づけ、売上高を25年に今の3倍の3千億円へ伸ばすつもりだ。

朝日新聞社

最終更新:5/17(水) 20:22

朝日新聞デジタル