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豊洲地下水、追加対策で環境基準以下めざす 専門家会議

朝日新聞デジタル 5/17(水) 21:13配信

 築地市場の移転問題を巡り、豊洲市場の安全性を検証している東京都の専門家会議(座長=平田健正・放送大和歌山学習センター所長)は、新たな対策を追加して地下水の汚染を環境基準値以下に抑えることを目指すなどとする見解をまとめた。18日の専門家会議で報告する。小池百合子都知事による移転の可否の判断に影響するとみられる。

 関係者らによると、地下水位を管理するためのポンプの機能を強化することなどで汚染水対策の向上を図る。これにより、地下水に含まれる有害物質の排出も促進されるため、将来的に数値を環境基準値以下に抑えることを目指すとした。

 地下水の継続検査では、基準値の最大100倍の濃度の有害物質ベンゼンが検出された3月に続き、同じく100倍程度のベンゼンが検出されたといい、これも18日に報告されるという。

 一方、市場施設の地下に空間があることで、地下水から気化した有害物質が今後、建物の老朽化などに伴い、地上部分に入る可能性もあると判断。土壌が一部むき出しになっている地下の底面を遮蔽(しゃへい)効果のあるシートやコンクリートで覆ったり、換気設備を設けたりする対策も提言する。(小林恵士)

朝日新聞社

最終更新:5/18(木) 8:18

朝日新聞デジタル