ここから本文です

獣医学部「総理の意向」=加計学園対応で内部文書

時事通信 5/17(水) 18:31配信

 安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)が国家戦略特区に大学の獣医学部を新設する計画をめぐり、特区を所管する内閣府が「総理の意向だ」などとして文部科学省に設置認可を急がせたとする内部文書の内容が17日、判明した。

 首相は国会答弁で働き掛けなどの関与を全面否定している。政府は文書の存在を認めていないが、野党は「首相の説明と矛盾する」として徹底追及する方針だ。

 菅義偉官房長官は同日の記者会見で、文書の記載内容について「そのような事実はない」と否定。「怪文書みたいな文書ではないか。出所も明確ではない」とも指摘した。

 判明した文書はA4で計8枚。「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と題する文書では、2018年4月とされた獣医学部の開設時期について、「最短距離で規制改革を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている」と明記。「国家戦略特区諮問会議決定という形にすれば、総理が議長なので総理からの指示に見えるのではないか」と記した。

 「獣医学部新設にかかる内閣府からの伝達事項」との別の文書では「18年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい」と要請。「これは官邸の最高レベルが言っていること。文科省メインで動かないといけないシチュエーション(状況)に既になっている」と、首相の意向を示唆して迫っている。 

最終更新:5/17(水) 19:33

時事通信