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汚染土を土木資材に再利用 環境省が実証事業を公開

朝日新聞デジタル 5/17(水) 21:44配信

 環境省は17日、福島県南相馬市で、東京電力福島第一原発事故の除染で出た汚染土を再利用するための実証事業を報道陣に公開した。堤防や道路の基盤材などとして使い、中間貯蔵施設(同県双葉町、大熊町)での処分量を減らす考えだ。

【写真】実証事業の現場を訪れ、事業者らから説明を聞く伊藤忠彦・環境副大臣(手前)=福島県南相馬市

 事業は、同市の仮置き場で実施。放射性セシウム濃度が1キロ当たり3千ベクレル以下のものだけを取り出し、試験用の盛り土(縦20メートル、横80メートル、高さ5メートル)を造る。この日は、再利用する土が入った袋の放射線量を測定する様子や、土とごみをふるい分ける作業などを公開した。

 福島県内の除染で出た汚染土は中間貯蔵施設で保管し、30年以内に県外で最終処分することになっている。だが、すでに約1600万立方メートルが発生。環境省は、最終的な処分量を減らすため、安全性を確認した上で再利用を進める方針だ。現場を視察した伊藤忠彦環境副大臣は「事業は除去土壌の再利用を進めるにあたって重要で、大きな一歩」と述べた。(戸田政考)

朝日新聞社

最終更新:5/17(水) 21:44

朝日新聞デジタル