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森友に6千万円返還命令 補助金の不正受給疑い 大阪府

朝日新聞デジタル 5/17(水) 22:54配信

 学校法人「森友学園」(大阪市)が運営する塚本幼稚園をめぐり、補助金を不正に受給した疑いがある問題で、大阪府は17日、学園に対し、2016年度までの6年間に交付した補助金6108万3千円の返還命令を出した。また、同額を詐取した疑いがあるとして、学園の籠池泰典前理事長(64)を詐欺容疑で、近く大阪地検特捜部に刑事告訴すると発表した。

 府教育庁によると、11~16年度に交付した専任教員に対する補助金のうち、延べ25人分の約3440万円に不正受給があったと判断した。給与台帳や源泉徴収票を調べたところ、籠池前理事長と妻が関連する保育園の職員と重複していたことや、出勤簿に名前があるにもかかわらず給与の支払いが確認できなかった教員がいたことを確認した。担任の足りない年度もあったという。

 また、障害のある幼稚園児数に応じて受け取ることのできる補助金についても、11~15年度に延べ34人分の約2660万円を不正と認定した。保護者にアンケートを実施したところ、対象となる園児54人のうち、31人の保護者が回答。「(診断書を)園に提出していない」「障害児としての特別な配慮を受けなかった」などの返答があったことから、不正があったと判断した。

 返還命令について、松井一郎知事は「教育の現場で、補助金を不正に受給されるような詐欺行為が行われていたということは残念で仕方が無い」と話した。

 一方、学園の籠池町浪(ちなみ)理事長は「過去の不適切な手続きで補助金を受給していたことについて、深くおわび申し上げます」との談話を出した。(坂本純也、池尻和生)

朝日新聞社

最終更新:5/17(水) 22:54

朝日新聞デジタル