ここから本文です

<新潟水俣病>3次訴訟2審が結審 東京高裁

毎日新聞 5/17(水) 21:32配信

 水俣病と診断されながら国の基準では認定されなかった新潟市などの男女10人が国と新潟県、原因企業の昭和電工に1人当たり1200万円の損害賠償などを求めた新潟水俣病3次訴訟の控訴審第10回口頭弁論が17日、東京高裁(斉木敏文裁判長)であり、原告と被告の双方が最終弁論を行い結審した。判決日は後日、指定される。

 原告側は弁論で、1審・新潟地裁判決(2015年3月)で退けられた国と県の賠償責任と、賠償額の増額を求めた。これに対し、国と県は「賠償責任はない」と反論。1審判決で一部の賠償を命じられた昭電側も請求棄却を求めた。

 原告の意見陳述もあり、50代の男女2人は「普通に生活していただけで病魔にむしばまれ、差別と偏見にさらされた。国や県は過ちを認め、原告全員を水俣病と認定してほしい」などと訴えた。

 3次訴訟は、未認定患者11人が07年に提訴。1審判決はうち7人を患者と認定し、昭電に1人330万~440万円(総額2420万円)の賠償を命じた。1審の原告のうちの1人は控訴しなかった。【近松仁太郎】

最終更新:5/17(水) 21:32

毎日新聞