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前音楽学部長が解雇無効求め上野学園を提訴

産経新聞 5/17(水) 7:55配信

 経営陣を批判したことを理由に解雇されたのは不当だとして、私立音楽大「上野学園大」の前音楽学部長の村上曜子氏が、同大などを運営する学校法人「上野学園」を相手取り、解雇が無効であることの確認などを求める訴えを16日、東京地裁に起こした。村上氏は、学園が3月に解雇した国際的ピアニストの横山幸雄氏とともに「新しい上野学園を作る会」の共同代表を務め、経営難の続く学園の運営改善を求めていた。

 訴状によると、村上氏は平成15年に大学の助教授として採用され、19年に専任教授となった。29年3月に学園側から自宅待機を命じられ、学生らに学園の経営への不安をあおったことなどを理由に、4月20日付での解雇を通知された。

 村上氏側は「『作る会』による経営陣に対する告発・批判は正当なもので、共同代表を大学から排除し、批判を封じ込めるために行われた解雇は許されない」と主張している。

 学園の代理人弁護士は「解雇には合理的な理由がある」としている。

 上野学園では創立初期に学園長を務めた石橋蔵五郎氏以来、一族による運営が続いており、前理事長への役員報酬額などをめぐって昨春から経営陣と教職員の一部が対立。文部科学省の要請を受けた学園が今年1月、報酬額を「適切性を欠く」などとする第三者委員会の報告書の概要を公表。損失を検証し返還請求などを検討、実行すると文科省に報告している。

最終更新:5/17(水) 7:55

産経新聞