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地元町長「再稼働に安堵感」=住民、事故に不安も―福井

時事通信 5/17(水) 20:33配信

 約1年3カ月ぶりに再稼働した関西電力高浜原発4号機。

 地元・福井県高浜町の野瀬豊町長は17日、記者団に「いろいろなことを経て再稼働にこぎ着け、地元としては安堵(あんど)感は持っている」と述べた。

 福井県の西川一誠知事は談話を発表し、「重要なことは関西電力と関係者全員が安全な運用に最大限の注意を払い、実績を重ねて国民理解を得ていくことだ」と強調した。

 海を挟んで高浜原発を臨む同町音海地区。無職金森幹夫さん(70)は「やっとまた動いたという感じだ」と冷静に受け止めた。4号機は昨年2月に再稼働したが、発送電を始める作業中に緊急停止した。「今度トラブルがあれば騒ぎになる。安全に気を付けて動かしてほしい」と注文を付けた。

 同地区の80代女性は「事故が起きたら怖いので不安はあるが、動かすと決まったことだからやめろとも言えない」と打ち明けた。

 一方、両親が旅館を営んでいるという男性(25)は、昨年秋に完成した町役場を見ながら「原発で働く人がこの辺の旅館を使わなければ、きれいな役場も建たない」と話し、「電気代が高くなっている。少しでも安くなるのはいいのでは」と再稼働を歓迎した。

 高浜原発のゲート前には、再稼働に反対する約70人が集まり、「動かすな」と声を上げた。 

最終更新:5/17(水) 20:33

時事通信