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<程中国大使>「一帯一路は好機」 日本に協力求める

毎日新聞 5/17(水) 22:50配信

 中国の程永華駐日大使は17日、毎日新聞の単独インタビューに応じ、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」について「インフラ建設、エネルギー、交通などの市場が日本にも大きなビジネスチャンスをもたらすと信じている」と述べ、日本側の理解と協力を求めた。一方、日中首脳間の相互訪問が途絶えている点では「隣国同士で首脳交流にこれだけ空白があるというのは正常とはいえない」と述べ、早期再開の必要性を訴えた。

 北京で14、15両日開かれた一帯一路に関する国際首脳会議について、程大使は「成功した」との認識を示した。「一帯一路は中国主導の経済圏づくり」との懸念に程大使は「誤解だ」とし「地政学的・イデオロギー的な角度から解読するのは問題の核心を軽視するものだ」と訴えた。

 習近平国家主席が自民党の二階俊博幹事長と会談した際、日中の一帯一路での協力を歓迎すると述べた。程大使は「中日での実務協力を強めて、関係改善・発展の後押しをすることに対する中国指導者の前向きな意思を十分に示すものだ」との見方を示した。

 日中関係の現状については「ようやく改善のプロセスに入ったが、依然として多くの複雑で敏感な要因に直面している」との認識を示した。2018年の習主席訪日について「互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない、という政治的な信頼関係が築ければ、関係はレベルアップできる」とし、意思疎通を積み重ねる必要があるとの見方を示した。【工藤哲】

最終更新:5/18(木) 2:29

毎日新聞