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<中部地整汚職>元副所長に有罪判決 名古屋地裁

毎日新聞 5/17(水) 23:12配信

 国土交通省中部地方整備局発注のトンネル工事を巡り、2件の加重収賄罪と官製談合防止法違反に問われた同局北勢国道事務所(三重県四日市市)元副所長、深谷亘被告(56)=懲戒免職=に対し、名古屋地裁は17日、懲役2年6月、執行猶予5年、追徴金195万円(求刑・懲役2年6月、追徴金195万円)の判決を言い渡した。山田耕司裁判長は「土木会社従業員と深く癒着する中で私腹を肥やし、厳しく非難されるべきだ」と述べた。

 判決によると、深谷被告は同局道路工事課課長補佐時代の2010年に三重県紀宝町の国道42号トンネル工事、12年に同県紀北町の紀勢自動車道トンネル工事の各入札で、中堅ゼネコン「奥村組」(大阪市)の元土木部員に確実に落札できる金額を教えるなど不正行為をし、それぞれで謝礼として商品券100万円分を受け取った。

 判決は、深谷被告が元土木部員の依頼を受けて入札手続きの段階ごとに秘匿情報を教え、内部会議で奥村組に有利な意見を述べるなど、入札の公正を害する行為を積極的に重ね、多額の謝礼を受け取ったと認定した。一方で、反省の態度を示していることなどから執行猶予を付けた。

 贈賄側は公訴時効(3年)が成立している。【金寿英】

最終更新:5/17(水) 23:12

毎日新聞