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【仙台】高卒2年目MF椎橋慧也、日本代表目指す!まずはリーグ戦デビュー

スポーツ報知 5/18(木) 10:32配信

 J1ベガルタ仙台の高卒2年目のMF椎橋慧也(けいや、19)が、将来の日本代表入りを目標に、まずはリーグ戦デビューを誓った。現在、ルヴァン杯グループステージに3試合連続先発中。4月26日のルヴァン杯・清水戦で、決勝ヘッドで衝撃的な公式戦デビューを飾るなど、A組首位を走るチームに貢献している。右足首のけがでほぼ1年間を棒に振ったルーキーイヤーや、ピッチで緊張しない“理由”についても語った。(取材・構成=竹内竜也)

 ボール奪取能力に定評のある椎橋は、ルヴァン杯で本職のボランチではなく3バックの真ん中と右で出場した。体を張った守備で2勝1引き分けと無敗に貢献し、手応えを感じている。

 「思った以上に落ち着いてできている。前の選手へのボールの配給や、奪いどころで奪うということはできているかな」

 デビュー戦決勝弾の大仕事をやってのけ、Jリーガーになったことを実感した。

 「出来過ぎかな(笑い)。(市船橋)高校のサッカー部で一緒で、今は大学でけがをしてサッカーができないでいる友人から『慧也のゴールを見て、オレも頑張るわ』と連絡をもらったりして、プロの反響はすごいなと思いました」

 ルーキーイヤーの昨季は、右足首の内くるぶし部分の骨折で、ほぼ1年間プレーできなかった。

 「もどかしい思いはあったけど、今まで19年間サッカーができていたのは当たり前じゃなかったと気付けた。例えば、親が練習着を洗濯してくれたり。感謝を改めて感じた1年間でした。いろんな人から『ここからだよ』という言葉をもらったし、もっとやらなきゃいけないとも思った」

 渡辺晋監督(43)は椎橋を「ボールを奪うための予測、力強さがプロ向きと思って獲得した。けがさえなければ昨年も(出場させよう)と思っていた」と評価。けがから復帰した19歳は緊張することなくプロのピッチで結果を出した。背景には恩師の市船橋高・朝岡隆蔵監督(40)の教えがある。

 「高校2年のプレミアリーグ開幕戦で、緊張して何もできなかった。監督から『下手くそなやつが、準備を怠っているから緊張するんだ』と。そこから試合のために、いろんなイメージを持って練習したり、準備することにこだわるようになりました」

 色紙には、3試合連続ベンチ入りも出場がないリーグ戦デビューを直近の目標として記した。20日にはアウェー・横浜M戦が控える。将来は日の丸を背負うことも夢見ている。

 「サッカーをやっている以上は日本を代表する選手になりたい。でも、現状はそんな力はない。与えられたポジションで結果を残すしかない。マリノス戦もあるので一日一日が勝負です」

 ▼生年月日、出身地 1997年6月20日、千葉・船橋市生まれ。19歳。

 ▼サッカー歴 4歳から始め、小学校6年間は咲が丘SCでプレー。八木が谷中を経て、市船橋高へ。3年時の2015年度の高校総体で準優勝。全国選手権は優勝した東福岡に3回戦で敗れるも、両大会で優秀選手に選ばれた。昨年、仙台に加入。J1リーグ戦出場なし。ルヴァン杯3試合1得点。

 ▼サイズなど 177センチ、69キロ。利き足は右。血液型O。

 ▼家族構成 両親と兄。

 ▼憧れの選手 元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン。「体が強くて、気持ちが熱い」

 ▼趣味 映画観賞。16日のオフも映画館で「スプリット」を見たばかり。お気に入りは小栗旬主演の「ミュージアム」

 ▼好きな食べ物 すし。ネタはまぐろ、光り物、いなり。

 ▼好きな女性芸能人 「本田翼と朝比奈彩のツートップです!」

 取材後記 

 椎橋を支える大きな存在が同期の絆だ。同じ2年目19歳のMF佐々木匠はルヴァン杯2得点、リーグ戦も先発するなど一歩リード。椎橋は「匠は前線でいいゴールを決めて、メチャクチャ励みになりますね」と話す。

 DF小島雅也、常田克人ら同学年4人とも仲がいい。趣味の映画観賞は「サスペンスやアクション系が好き。匠は恋愛系に誘ってくるけど、興味がない」と苦笑いするが、オフはみんなでカラオケに行き、リフレッシュしているという。

 仙台からはU―20W杯(韓国・20日開幕)に臨む日本代表メンバーは選出されなかった。「僕らはもっと大きい経験をしてやろうと思っています」。名門の市船橋で主将を務めた男は、クラブで代表に負けないくらいの存在感を発揮するつもりだ。(竜)

最終更新:5/18(木) 23:19

スポーツ報知