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遠藤、稀勢から“メモリアル金星”ゲット!「意識してた」

スポーツ報知 5/18(木) 6:05配信

◆大相撲夏場所4日目 ○遠藤(押し出し)稀勢の里●(17日・両国国技館)

 角界きっての人気力士の前頭筆頭・遠藤(26)=追手風=が、横綱・稀勢の里(30)=田子ノ浦=から初金星を奪った。昨年九州場所以来3場所ぶり3個目。現在の相撲ブームの火付け役となったイケメン力士が、フィーバーを巻き起こす和製横綱を撃破した。稀勢の里は昇進2場所目の4日目で初の金星を配給。また関脇・高安(27)=田子ノ浦=は小結・御嶽海(24)=出羽海=との全勝対決を制し4勝目。全勝は早くも高安と横綱・日馬富士、白鵬の3人となった。

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 遠藤が奪った。横綱昇進後初対戦の稀勢の里からメモリアル金星を獲得。48本の懸賞金の束を両手で大事に受け取った。「金星? 意識したところはありますね」。右足を滑らせ、前のめりに落ちかけた。万事休す。だが、勝利の女神は遠藤にほほ笑んだ。たまたま横綱の右胸がつっかえ棒となり、起死回生。はたき込みに来た横綱の腰が浮いたのを見逃さず、土俵下まで押し出した。

 16年九州場所6日目に白鵬から奪って以来の3つ目の金星。「チャンスだと思っていた。前に攻めることだけを考えた」。13年春場所でアマ横綱の称号をひっさげ、幕下10枚目格付け出しとして角界デビュー。端正な容姿と実力で、当時野球賭博問題などで低迷していた相撲の人気回復のきっかけを作ってから約4年。左膝のけがで低迷した時期を乗り越え、現在の満員御礼“フィーバー”を巻き起こす横綱を仕留めた。

 場所前、「環境を変えて稽古するのもいい」と珍しく出稽古を行い、2日連続で通った時津風部屋に稀勢の里も現れた。対戦確実だった遠藤が目当てだったが、同席した大関・照ノ富士に先に指名されたため胸は合わさず。この日の対戦で結果を出し「(出稽古は)いい形で表れています」と納得の調整に胸を張った。

 勝ち越せば名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)での新三役昇進は確実。これまで上位の壁に何度もはね返された。「常に上位で勝っていかないと上には上がれない。相手が誰であっても常にその気持ちで戦っている」。今場所こそはの思いは強い。(秦 雄太郎)

最終更新:5/18(木) 9:22

スポーツ報知