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凍結一時停止へ 第一原発凍土遮水壁の3割

5/17(水) 10:04配信

福島民報

 東京電力は近く、福島第一原発の汚染水対策「凍土遮水壁」の凍結を一部区間で一時的に止める。地中が過剰に凍り地盤が膨張するのを防ぐためで、期間を開けて凍結を再開する。16日に福島市で開かれた政府の廃炉・汚染水対策現地調整会議で示した。
 凍土遮水壁は1~4号機建屋を囲むように地面を凍らせて地下水が建屋内に流入するのを防いでいる。東電によると、建屋北側や南側の一部で地中の氷が必要以上に分厚くなり、現状のまま凍結を続けた場合、地盤を押し上げる恐れがあるという。このため、凍結区間全体のうち約3割に当たる場所で凍結を停止させる。東電は建屋山側の凍土遮水壁の内外にある地下水に、4~5メートルの水位差がついたとする分析結果も示した。凍土遮水壁の効果としている。
 高木陽介経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長)は会合後、凍土遮水壁や地下水バイパス、サブドレンなど重層的な汚染水対策で建屋への地下水流入量が低減していると強調。「(政府と東電の廃炉工程表で示した目標を)おおむね達成したものと評価している」と述べた。

福島民報社

最終更新:5/17(水) 10:08
福島民報