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緑釉陶器の破片が出土 桑折の川原田遺跡

5/17(水) 10:33配信

福島民報

 福島県桑折町の川原田遺跡から10世紀ごろの緑釉(りょくゆう)陶器の破片1点が出土していたことが16日分かった。鉛をうわぐすりに生かした緑がかった陶器片で、茶わんの破片とみられる。発掘した県文化振興財団によると、緑釉陶器の生産地は京都周辺や愛知県などで東北地方での出土は珍しい。
 東北中央自動車道「相馬福島道路」整備に伴う発掘調査で、昨年10月に見つかった。縦4センチ、横2・5センチで、遺跡の建物跡脇のくぼ地で発見された。
 財団によると、当時の最高水準の技術で作られ、県内では生産されていない。寺の関係者や役人ら有力者は手に入れることができたという。発見した広川紀子文化財主査は「産地から持ち込まれた高級品。地域の中心となる場所で見つかるものだ」とみている。

福島民報社

最終更新:5/17(水) 10:42
福島民報