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米とトルコ首脳が初会談、トルコの治安対策で協力確認

産経新聞 5/17(水) 10:02配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスでトルコのエルドアン大統領と就任後初めて会談し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の壊滅に向けた協力策などに関し意見を交わした。トランプ氏は会談後の共同記者会見で、トルコ政府が国内で進めるクルド人の非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)の封じ込め政策を「支持する」と述べた。

 米国とトルコの関係をめぐっては、トランプ政権が今月9日、シリアでISと戦う民兵部隊「シリア民主軍」(SDF)に加わっているクルド人武装勢力「人民防衛隊」(YPG)に兵器を供与することを承認。トルコはYPGをPKKの分派と見なしており、トルコ政府の内部で反発が広がっていた。

 エルドアン氏は共同記者会見で「中東地域の再建と安定化に向け、トルコと米国の協力は死活的に重要だ」とする一方、YPGは「決して容認できない」と訴え、米政権のYPG支援に暗に不満を示した。

 しかし米国防総省は、ISが「首都」と位置づけるシリア北部ラッカの奪還作戦にはYPGの戦力強化が不可欠だとしている。

 マティス国防長官は16日にウシュク国防相とホワイトハウスで会談し、PKK掃討で米軍による協力を強化していくと表明。米政権としては、PKKとYPGを区別して対応することでトルコ政府の理解を求めたとみられるが、問題はなお尾を引きそうだ。

最終更新:5/17(水) 10:02

産経新聞