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北ミサイル 安保理緊急会合 制裁強化に向け米中協議始める

産経新聞 5/17(水) 11:40配信

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮が新型中長距離弾道ミサイルを発射したことを受け、国連安全保障理事会は16日午後(日本時間17日午前)、非公開の緊急会合を開いた。会合では、日米を中心に複数の国が、北朝鮮への新たな制裁決議を採択するよう要求。米国のヘイリー国連大使は会合前、制裁強化に向けて中国と協議を始めたことを明らかにした。

 会合に先立つ日米韓国連大使の共同会見で、ヘイリー氏は「米国は対話に応じる準備があるが、それは核開発とミサイル発射実験が完全に停止されてからだ」と強調。「北朝鮮を支援している国があれば、米国は名指しで非難する」とも述べ、そうした国にも制裁を適用する考えを示した。

 日本の別所浩郎国連大使は「北朝鮮が態度を変えなければならないと感じるように、さらなる圧力をかける必要がある」と訴えた。

 安保理は15日に、全会一致でミサイル発射を非難する声明を発表。会合では制裁強化に向けた議論が注目されたが、別所氏によると、この日は制裁の内容に議論が及ばなかった。別所氏は「日本は圧力を強める方向に、安保理全体を動かしていく」と述べ、北朝鮮との対話を重視する中露を説得する考えを示した。

 一方、ジュネーブ軍縮会議の全体会合でも16日、各国から北朝鮮への批判の声が相次いだ。ウッド米軍縮大使が「これ以上の挑発行為を許すことはできない」と述べ、ロシアや中国の代表も非難に回った。これに対し、北朝鮮代表は各国の非難を「拒絶する」とはねつけ、「自衛手段を取り続ける」と警告した。

最終更新:5/17(水) 11:40

産経新聞