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緊急手術のYOSHIKI、世界中から届いた応援メッセージ/芸能ショナイ業務話

サンケイスポーツ 5/17(水) 15:00配信

 X JAPANのリーダー、YOSHIKIが頚椎椎間孔狭窄症と診断され、現地時間16日に米ロサンゼルスの病院で頚椎人工椎間板置換の緊急手術を行った。

 2009年7月にも頚椎椎間孔狭窄症との診断を受け、上から5番目と6番目の頚椎の間を広げる頚椎椎弓切除および頚椎椎間孔切除など3つの手術を受けたが、約半年前に頚椎椎間板ヘルニアが悪化。手や腕にまひや強度のしびれなどの症状が表れ、演奏はおろか、日常生活まで支障をきたしてきたという。

 最後にYOSHIKIと会ったのは、4月上旬の小泉純一郎元首相との対談取材だった。X JAPANのドキュメンタリー映画「We Are X」のプロモーションで多忙を極める中、疲れを一切見せずに和やかにトークを進め、小泉氏の要望に応える形で部屋に設置していたクリスタルピアノで笑顔で演奏。立ち去り際には触れられるのも辛いであろうに両手で、「とっても楽しかったです」と握手をしてくれた。

 その様子を振り返ると本当にプロだなと頭が下がる上に、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。YOSHIKIは体調を表すときに、よく「破滅に向かって突き進む」と語るが、体が破滅に向かっては何も突き進むことができない。

 前回の手術後に三重・鈴鹿サーキットで行ったフィルムコンサートで仕事復帰した際、頚椎の3番目と4番目、6番目と7番目の間や腰にも損傷が判明し、医師から3年以内の再手術を宣告。「放置すると神経が傷ついて回復できないので、人工骨などで骨を入れ替えないといわれた」と明かしていたが、すでに手術から8年が経過。深刻な状況から緊急手術へと踏み切ったようだ。

 人工椎間板置換手術は、日本は厚労省の認可が下りておらず、一般的に実施していないが、欧米はもちろん、中国、韓国、シンガポールでも行われている次世代手術。プロ野球・元ヤクルトで実業家のダグ・デシンセイ氏をはじめ、2013年にはトリノ五輪フィギュアスケート男子金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏が腰椎の手術を受け、現役で活動してきた。

 プルシェンコ氏が練習再開まで6カ月を要したことを考えると、予定しているX JAPANのワールドツアーやソロのディナーショーが延期されたとしても、やむを得ない判断だと思う。

 YOSHIKIはファンの声援を自身の原動力や活力に変えていく。前回の手術では驚異的な回復力をみせ、以前に取材した際には「僕は励まされたり、ほめられたりすると、どんどん木に登っていけるタイプ」とおちゃめに明かしていた。

 今回も手術の発表をするや、多くのファンから声援が届き、日米だけではなく、BBCやロイター通信が報じるなど世界中で話題に。日本でも「X JAPANは東京五輪の開会式に出るぐらいのバンド」などと各局で報道され、故郷の千葉・館山市の市長からは復帰を願う「館山市民4万8000人がお待ちしております」との言葉もあった。

 世界中から届いたメッセージはYOSHIKIの大きなパワーとなることは間違いない。苦難を乗り越えてファンの前に笑顔で現れる日が待ち遠しい。(ちゅん)

最終更新:5/17(水) 15:08

サンケイスポーツ