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(朝鮮日報日本語版) 【社説】「積弊勢力」を攻撃する文大統領支持集団たち

朝鮮日報日本語版 5/17(水) 10:55配信

 「ムンパ」と呼ばれる文在寅(ムン・ジェイン)大統領のインターネット上の熱烈な支持集団が、全国民主労働組合総連盟(以下、民労総)を積弊勢力(長年に渡り弊害となっている勢力)だと攻撃する珍事が起こっている。先週、大統領府がパク・ヒョンチョル弁護士を反腐敗秘書官に任命するや、民労総は「パク秘書官は労組破壊使側の弁護士だった」と非難した。すると、文在寅大統領のネット上の支持層がすぐさま民労総を「貴族労組」と規定、「民労総は清算されるべき積弊なのにもかかわらず、政府を揺るがそうとしている」と、ネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に非難の書き込みを多数掲載した。多くの国民は、文在寅政権と民労総は友好的な関係にあると思っている。ところが、その民労総でも文在寅大統領を少しでも批判すれば、「ムンパ」にとっては「積弊」となる。
 一昨日、文在寅大統領の支持集団が、ハンギョレ新聞社が発行している週刊誌に対し、「文大統領の写真をおろそかに扱った」として批判した。同紙の記者がこれに反発する文を掲載すると、その記者のフェイスブックのコメント欄はあっという間に罵詈(ばり)雑言で埋め尽くされた。結局、記者は「申し訳ない。自粛する」と謝罪した。また、先日、チョ国(チョ・グク)大統領府民政首席秘書官の家族が運営する学校法人の税金滞納が取りざたされると、なぜか保守系「自由韓国党」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員がインターネット検索ワード1位に浮上した。羅卿ウォン議員の家族が運営する学校の方が多額の税金を滞納しているという内容だった。これも「ムンパ」の組織的な行動によるものだという。

 今後の選挙はネット世論が左右するという予想もある。ネット空間は常識や合理的議論の場ではなく、集団の力が幅を利かせて他人を罵倒(ばとう)し、状況を歪曲(わいきょく)する場になろうとしている。今、文在寅大統領のネット支持勢力は「大統領の髪の毛一本にでも手を出す者がいれば、ただでは置かない」という構えだ。文在寅大統領は彼らに「度を超えるようなことは自制してほしい」と言ったが、この思いは伝わっていない。こうした紅衛兵的な行動が大統領の助けになるはずがない。

最終更新:5/17(水) 10:55

朝鮮日報日本語版