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手巻きデイトナ6263も“買えない時計”に ビンテージロレックス市場に過熱感

5/17(水) 15:52配信

Fashionsnap.com

 あの時買っておけば......。誰もが経験する後悔の念に、ビンテージロレックスファンはまた駆られてしまうかもしれない。スポーツロレックスの人気が高まる中、先日行われたクリスティーズで「ロレックス(ROLEX)」の手巻きデイトナ6263が約911万円(8万873ドル)で落札されたことが話題になっている。

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 6263はデイトナ最後の手巻き仕様で、ビンテージロレックス(VR)でも比較的新しい部類に入り、市場では常に人気上位に入るモデルとして知られている。今回落札されたのは、そのNOS(New Old Stock)で、これ以上無い状態の良さから、今後のVR市場の上値を占う意味でオークション前から注目を浴びていた。落札額は、驚きの約911万円。80年代の国内定価と言われる38万円から約24倍のプレミアムをつけた形となり、現在のロレックスの中でも特にビンテージスポーツロレックスの人気を裏付けた格好だ。ちなみに今回落札されたものはシルバー文字盤だが、6263は黒文字盤のほうがVR市場では人気のためファンやバイヤーにとっては更なる価格更新の期待感を残している。

 近年では急激に流通量が減り出回ることも少なくなった6263だが、10年前はVR市場や中古店でよく見かける“普通のデイトナ“だった。そのため結果を見たコレクターやファンらは、hodinkeeやpatekholicのインスタグラム投稿のコメント欄に「(6263も)ポール・ニューマンモデルの領域に入ってきた」や「マーケットを考えるとよく着用する人にとっては安いね」といった様々な感想を漏らしている。しかし、「価格が手の届かないところに行ってしまった。バイヤー達はきっと後悔するだろう」「ビンテージ市場はバカげている」「ヴィンテージ市場の中でもこれはバブルだ」など、現在の状態が異常だと指摘するコメントも多い。

 これまでVRは、何度も「これ以上は価値は上がらない」と言われながら、長期的には価値を高めてきた経緯がある。そのため価格が高騰しているとわかっていても資産性を目的にした買いも多く、現在の過熱感を警戒しながらも上値を狙う展開が続く可能性も高い。

最終更新:5/17(水) 16:23
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