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コアラモード.絆が高まった地元公演 自身最多となるツアーに幕

MusicVoice 5/17(水) 7:30配信

 あんにゅと小幡康裕による音楽ユニットのコアラモード.が4月29日に、神奈川・関内ホールでワンマンツアー『THIS IS COALAMODE.!!2017 ~春らんらんツアー~』の追加公演をおこなった。2月8日にリリースした1stアルバム『COALAMODE.』を引っ提げて、3月から地元・横浜BAYSISを皮切りに、ライブハウス公演5カ所、ホール公演3カ所の計8公演を展開。自身最多公演数となったツアーは、サポートバンドとの絆を強く感じられたステージであった。この日は、「ダンデライオン」や「未来」などアンコール含め全20曲を歌唱。ポップチューンからバラードナンバーまで、メリハリの効いたセットリストで観客を楽しませた。また、10月28日に神奈川・大さん橋ホールでワンマンライブ『We Are Coalamode.!!2017~ソーレ♪ソレソレ秋祭り~』の開催も発表した。

地元・横浜公演は「ダンデライオン」で幕開け

 開演前、ステージには桜の木の枝を模したオブジェが至る所に飾られ、まさに“春らんらん”といった趣を醸し出していた。BGMにはジャジーな楽曲や、しっとりとしたバラードが流れ、会場はリラックスムード。

 定刻になり会場は暗転。あんにゅの飲み友達だという甘崎くみ子さんによるナレーションの前説。セクシーな声で会場を開演へと導いていく。甘崎さんによる「春らんらんツアースタート~!」の合図から、SEをバックにサポートメンバーがステージに登場。ほどなくして、あんにゅと小幡もステージに。あんにゅはギターを手に取り、アルバムでも1曲目を飾る「ダンデライオン」で追加公演の幕は開けた。メロウなナンバーでの始まり、歌と演奏は徐々に熱を帯びていく。続いて、3rdシングルの「さくらぼっち」と花をモチーフにした楽曲で聴かせていく。

 曲が終わり、暗転中に観客から「お帰り~」とフライングで声をかけられ、あんにゅは声を潜めながら「まだ早い早い」と観客に投げかける場面も。仕切り直し改めて「ただいま~!」と地元横浜に戻ってきたことを元気な声で伝えた。観客からも「お帰り~!」とコール&レスポンス。地元公演らしいほっこりとした空気感に包まれた。MCのあんにゅと小幡のアドリブによるスリリングかつ、楽しいやり取りもコアラモード.のライブの魅力の一つ。小幡のエナジードリンク好きをネタに弄るあんにゅに、困る小幡が印象的だった。

 ニューアルバムから、リズムの展開がコアラモード.の新しい一面を見せた「損得感情」、イントロや間奏ではあんにゅがアフリカの楽器であるカズー(膜鳴楽器)で参加。サビではロック魂を爆発させるかのような2ビートで畳み掛ける。この節操のない場面転換にも観客も盛り上がる。続いての「流れ星」では両手でしっかりとマイクを持ち、気持ちを注入するかのように歌い上げる姿が印象的だった。「豆の木」では場面転換とも言えるセクションで、小幡が赤い鍵盤ハーモニカで楽曲の世界観を彩る。

 地元への感謝を込めたインディーズ時代の楽曲「メモリーズ」。情感を込めた歌は感謝に溢れ、会場全体にその思いが浸透していくようだ。続いて、「ママのママのママのママ」で家族の絆を、温もりのある歌とサウンドで包み込む。そして、あんにゅのセリフから「拝啓、5年後の私」、後藤秀人(Gt)のスライドバーによる演奏が楽曲にインパクトを与え、野球場の照明と青い空の映像が楽曲のイメージを高めた「碧空の下~flower of youth~」と、力強くも存在感のある歌声で紡ぐ。歌詞にリンクするように映像の天候も嵐や夕焼けと変化。空模様が曲の感情を表現しているようだった。

 ここで、バイオリンの高橋和葉(Vn)が参加し「ありがとう、そしてさよなら」、「充電器」と叙情的なバラードナンバーを届ける。あんにゅの儚くて切ない感情が、歌と表情から滲み出る。そして、あんにゅと小幡、高橋の3人でアルバム曲から「海」を披露。あんにゅの体全体を震わせるような、迫真の歌声に観客も静かに耳を澄ます。3人という編成とホールならではの響きの中、歌の存在感を強く打ち出したバラードナンバーは、さらにスケール感を広げ、聴くものの感情を揺さぶっていく。

 しっとりとしたセクションから一転し、「Dan Dan Dan」で後半戦の幕開け。元気いっぱいのあんにゅは、リズムに乗って跳ねながら楽しそうに演奏。続いて、ギターを置き、ピンクのポンポンを両手に持ち踊るあんにゅが印象的だった「Hop Step Jump」。新たな挑戦の一つとなった踊りながらの歌唱は、観るものに活力を与えてくれるようだった。そして、「みんなにも踊ってもらいたいと思います」とあんにゅが投げかけ始まったのは「Dive!」。軽快でファンキーな曲調に、観客も手振りと手拍子で一体感を作り上げていく。

 そして、歓声が上がるなか、インディーズ時代からの人気曲で4thシングルの「雨のち晴れのちスマイリー」に突入。サビではあんにゅの手振りを会場全体が同じ動きで、さらに一体感を高める。歌がないセクションではステージ前方まで赴き、生声で「ありがとう」と感謝を伝えるあんにゅの姿も見られた。

 本編ラストは高橋も再び参加しての「七色シンフォニー」。バイオリンの音色も鮮やかに響き、会場を臨場感豊かに包み込んでいく。NanaN.(Perc)のパーカッションなど、様々な楽器のアンサンブルによって、まさに七色のように色鮮やかに輝かせた。そんな、キラキラとした空間が広がるなか、本編を終了した。

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最終更新:5/17(水) 7:30

MusicVoice