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子どものやる気を高める保護者の関わり方

5/17(水) 12:02配信

ベネッセ 教育情報サイト

「勉強が続く! わかる! 『ビッグデータ』時代の家庭学習」の連載の第7回。
5月に入りゴールデンウイークが明けると、多くの子どもたちが新しい学年での生活に慣れてきます。新学年のはじめのうちは高かった学習意欲が少しずつ落ちてきて、学習習慣がなかなか身につかない…という保護者の声も、よく耳にします。
それでは、学習意欲を維持するにはどうすればよいのか。今回は、小学生の「勉強のやる気」の高め方について、進研ゼミの学習記録の分析からわかったことを紹介します。前回に引き続き、ベネッセコーポレーション・分析センターの山本るり子に話を聞きました。

Q.子どもの学習意欲をどう高めればよいか、悩んでいる保護者が多いようですね。

-ベネッセ教育総合研究所の調査結果*1を見ると、小学生の保護者の76.7%が「毎日勉強するよう促す」と回答しています。なかなか勉強しない子どもに対してどのように働きかければよいか、保護者が悩んでいる様子がうかがえます。

-進研ゼミのビッグデータからは、新年度が始まる4月は教材の取り組み量がいちばん多く、1年の中でもっともやる気が高い時期だということがわかります。しかし、子どものやる気には波があります。例えば、ゴールデンウイークや夏休み、冬休みなど、生活リズムが変化するタイミングで、学習習慣が乱れる子どもが増えます。反対に、テストなどの目標ができると、学習意欲が高まったりします。学習意欲が高まるタイミングは、子どもによって違います。

*1 ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査」(2014)

Q.学習意欲を高める方法を研究しているそうですが、どのような内容なのでしょうか。

-私たちは、進研ゼミのデジタル教材を使って学習する50万人以上*2の会員のデータから、クラスター分析という手法で子どもたちの学習状況をいくつかのパターンに分けました。そのパターンごとに、学習を促すタイミングやアドバイスの内容を変えて、学習習慣が定着するようサポートしています(詳しくは第2回 http://benesse.jp/kyouiku/201612/20161216-3.htmlをご覧ください)。

-さらに、どのようなことが子どもの意欲を高めるのに有効なのか、さまざまな方法を試しました。その結果、小学生のうちは、保護者の働きかけで学習意欲が高まり、学習が継続しやすくなることがわかりました。

*2 2016年4月現在

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