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<溺死大学生放置事件>放置の男に猶予判決 千葉地裁「身勝手で自己中心的」

5/17(水) 11:11配信

千葉日報オンライン

 千葉市の中心街で昨年11月、大学生の仲川裕さん=当時(20)、同市美浜区=が投げ捨てられた携帯電話を探してビル跡地のくぼみに落ち溺死した事件で、保護責任者遺棄の罪に問われた会社員、岩永雅彦被告(42)=同市緑区=の判決公判が16日、千葉地裁で開かれ、小西安世裁判官は「身勝手かつ自己中心的犯行」などとして懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

 量刑理由で小西裁判官は「仲川さんがくぼみに転落して溺れていたのを認識していたにも関わらず、消防隊員を誘導することなく立ち去った」と指弾。「誘導することは容易だったにも関わらず、自己の責任を追及されることを恐れた。身勝手かつ自己中心的で刑事責任は軽視できない」と非難した。

 一方で、岩永被告が事実を認め反省していることや父親の監督が期待できること、前科がないことなど、執行猶予付き判決とした理由を述べた。

 判決によると、岩永被告は昨年11月18日未明、酒に酔った仲川さんに声を掛けて同市中央区の京成電鉄千葉中央駅近くの駐車場に仲川さんを連れて行き、携帯電話を取り上げてビル跡地内に投げ込んだ。携帯電話を拾おうとした仲川さんは地下構造部分のたまり水に転落。119番通報し午前1時半ごろ、救急隊が到着したが、自己の責任を追及されることを恐れ、仲川さんが溺れた場所まで消防隊員を誘導せずに現場から離れ、同1時55分ごろ、消防隊員が仲川さんを見つけるまで約25分間にわたって救助を遅らせ、仲川さんが生存に必要な保護をしなかった。

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