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これがEXILEが送る本格時代劇!『たたら侍』は邦画界に風を吹かせるか

5/17(水) 7:10配信

dmenu映画

本当にLDHが日本の映画界に革命を起こしてしまうんじゃないの……? EXILEや三代目 J Soul Brothersが所属する芸能事務所LDHが運営する映画配給会社「LDH pictures」が満を持して送り出す映画『たたら侍』(監督:錦織良成)が、5月20日に公開されます。映画素人の目にも、潤沢な予算が投じられていることがわかる作品で、こんなのハリウッドでしか見たことないよぉ……!

【画像】EXILE TRIBEのメンバー『HiGH&LOW THE MOVIE』

『HiGH&LOW』シリーズとは正反対の作風

時は、戦国末期。唯一無二の鉄“玉鋼”を生み出す製鉄技術“たたら吹き”を生業にする村で、鉄作りを取り仕切る村下の跡継ぎ・伍介は、侍になるため村を出ることを決意する――。EXILE HIROがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めた本格時代劇です。伍介を演じるのは、劇団EXILEの青柳翔。伍介の幼なじみである新平を小林直己、村下を継ぐべきだと伍介を諭す武士・尼子真之介をAKIRAが演じます。

物語を貫くお祭り的なハイテンションさでカルト的な人気を誇る、EXILE TRIBE出演映画『HiGH&LOW』シリーズのファンである筆者は、『たたら侍』もアッパーな切った張った映画だろうと予想していたのですが、その正反対と言っていい作品でした。侍という夢を目指す伍介、あまりにも苦い初陣、挫折、暴走、そして代償……。とにかくかっこいいシーンを次々と叩きつけてきた『HiGH&LOW』シリーズと比べて、こちらはなんとビターな味わいの作品か。戦場で現実に直面し、命からがら逃げ帰る伍介の姿は、はっきり言ってかっこ悪い。ただファンをキャーキャー言わせるためだけの作品ではないことが、はっきりわかります。

宮大工たちの協力得て“村”建設

また、映画素人にも「この映画は大変な予算がかけられている……!」ということが伝わる映像美もすごい。なんと村のオープンセットの建設には、出雲大社の遷宮にも携わる地元の宮大工、材木問屋や建設会社などが関わっているとのこと。セットっていうか、もう村作っちゃってるじゃん。また、伍介が船で旅するシーンは、当時の木造船を実物大に復元し、実際に海に浮かべて空撮したそう。さらに邦画では少なくなってきたフィルム撮影にこだわる一方、近年再びハリウッド大作で使用されるようになってきたPanavisionカメラを米国から空輸し、スキャニングから仕上げまでを4Kで行い、先端のデジタル技術と最高のアナログ技術を融合させた……って、これが撮影現場にコンビニ1軒を差し入れてしまう豪快男・HIROさんのプロデュースする映画ですよ! 国内で映画不況が叫ばれていることがウソのようです。

製鉄シーンも手を抜かず、俳優たちは炎や、高温の鉄のすぐそばで演技を続けます。ひとつひとつをなぁなぁにしない姿勢が、画面に圧倒的なリアリティを生んでいます。これだけの規模で制作された時代劇映画は、近年なかなか存在しないのでは? しかし、これだけのゴージャスさで描かれるのが、当時の百姓の苦悩というのがシビれるなー。「第40回モントリオール世界映画祭」ワールド・コンペティション部門の最優勝芸術賞受賞を始め、各国の映画祭で評価されているのも納得です。

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最終更新:5/17(水) 7:10
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