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「泊まれる本屋」お泊まりしてみた 普段本を読まない人も「異空間に来たみたい」

西日本新聞 5/17(水) 10:35配信

 「泊まれる本屋」なるものが4月末、福岡市にオープンした。本を読みながら、いつの間にか寝てしまう瞬間の「至福体験」を売りにしている。こたつに潜ったり、カーペットの上で横になったりし、本を読むと眠気に襲われ、家族に起こされる私にとっては最適な空間ではないか。開業前日にあった報道陣向けの内覧会で、お泊まりしてみた。

⇒【画像】店内にある雑誌を敷き詰めた壁と、支配人の月成若葉さん

 店の名は「BOOK AND BED TOKYO(ブック アンド ベッド トウキョウ)福岡店」。福岡市・天神の福岡パルコ新館6階にある。

 入り口は薄暗く、「大人の隠れ家」を思わせる。予約名を告げて早速入店。店内も暗めで暖色系の明かりが所々にある。本棚は足元から天井にまである。

「感覚的に取って読みたくなる本を置きました」

 「コンセプトが分からないように選書してもらったんです」。全国で3店舗を展開する「ブック アンド ベッド トウキョウ」のディレクター力丸聡さん(35)はそう語る。

 選書は、福岡市の書店「ブックスキューブリック」に依頼。約1700冊の蔵書があり、7割が日本語で残りは外国語。小説、雑誌、漫画など1980年代以降の出版物で占められ、今後は客層を見ながら増やしていくという。

 先行して開業した他店では意外にも、普段本を読まない人の来店が多く、「感覚的に取って読みたくなる本を置きました」と力丸さん。「世界のトイレ」「おじさん図鑑」などのタイトルが目を引く。

「お薦めの店をよく聞かれるんですよ」

 さあ、この中から何を読もう。これから眠くなるまで、何者にも邪魔されずに本をむさぼるのだ-。

     ZZz…

 そう思っていると、支配人の月成若葉さん(30)が話し掛けてきた。少々面食らったが、せっかくなので雑談に応じ、月成さんお薦めの本を聞いてみた。

 選んだのは、自宅でお店を開くための指南本と、福岡のうどんを紹介した本。いずれも、福岡市内の店などが取り上げられ、地元をアピールしてくる。

 「京都店に勤めていましたが、お薦めの店をよく聞かれるんですよ」。私は福岡市民だが、遠くからの宿泊客には、観光情報を提供する意義があったのだ。

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最終更新:5/17(水) 10:35

西日本新聞