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女性の靴の悩み解消へ基準値表 岡山の中山さん、英誌に発表

5/17(水) 22:03配信

山陽新聞デジタル

 岡山県玉野市を拠点に県内外で靴販売店を展開するグループの代表男性が、かかと付近を中心にした女性の足の形状を大学院で研究し、サイズごとに幅などの平均値をまとめた基準値表を作成、英学術専門誌に発表した。パンプスなどで靴擦れを起こしたり、靴が脱げたりする女性の悩み解消に役立てたい考えだ。

 2003年に継いだ家業に励む一方、足について学ぶため2012年から新潟医療福祉大大学院(新潟市)に入学した中山靴店グループ代表の中山憲太郎さん(38)=岡山市。

 研究では、爪先などJISや国際規格で基準値がある足の前部分と異なり、かかとなどメーカーや職人が基準値を独自に設けているとされる足の後ろ部分に着目。仕事上、好みのデザインとサイズが合わないといった女性の悩みに数多く触れた経験から研究対象を女性に絞り、グループの店舗を訪れた12歳以上の約500人の足をレーザー機器で計測し、分析した。

 かかとの幅や形について、足のサイズ(19・5~27・0センチ)を0・5センチずつ刻んで16段階で分類した結果、側面から見たかかとのカーブが最も突出している部位の足裏からの高さは、サイズが19・5センチで高さ11・8ミリ、27・0センチで高さ20・8ミリなどと判明。サイズが大きいほど、突出部の位置が高くなることも分かったという。

 大学院の博士後期課程を今年3月に修了した中山さん。研究論文は英学術誌「フットウエアサイエンス」に掲載された。「デザイン性と快適さの両方が共存しないと、靴は気持ちよく履けない。トラブルが起きない靴作りに向け、今後も研究を続けていきたい」と話している。

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