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三井金属、18年度の経常益350億円視野に

鉄鋼新聞 5/17(水) 6:02配信

 三井金属の西田計治社長は、16年度決算について「中期経営計画(16~18年度)の初年度としてはまずまずの滑り出しだ」と振り返り、「機能材料セグメントのさらなる成長で最終18年度の利益達成を目指す」と強調した。17年度の経常利益(在庫要因などを除く実力損益ベース)は310億円(19・2%増)を見込んでおり、「最終18年度目標の利益水準(350億円)が視野に入ってきた」と語った。

 17年度のセグメント別の経常利益予想(同)は、機能材料が200億円(同比17・6%増)、金属が14億円(同比48・1%減)、自動車部品が60億円(同比3・2%減)、関連が51億円(同比5・6%減)。機能材料セグメントは、中計の当初計画で目標としていた18年度利益(130億円)を16年度に前倒しで超過達成しており、17年度も大幅な増益を見込む。
 中でも銅箔事業が好調で、キャリア付極薄銅箔「マイクロシン」は増産起業も決めた。マイクロシンは新規用途のHDI(マザーボード)向けの販売が17年度から本格化する見通しで、17年度は前期比66・3%増の173万平方メートル/月の販売を見込む。今後もHDI向けの採用増に対応した増産も検討していく方針。触媒では四輪向けの販売が着実に増加しており、新規顧客の開拓状況に応じて生産能力を増強していく計画。
 一方、金属セグメントは中計の当初計画で掲げた18年度の経常利益目標130億円に対して進ちょくが遅れており、「17年度は亜鉛の買鉱条件の悪化やコークス価格の上昇、八戸製錬所の定修、パンパシフィック・カッパーの佐賀関製錬所の定修などが重なり、単年度で見れば厳しい。あとは130億円に対する目減り分をどれだけ減らせるかだ」と語った。

最終更新:5/17(水) 6:02

鉄鋼新聞