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シェア自転車は中国人の移動革命 簡単スマホ決済で人気爆発

5/17(水) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

中国のモバイルを中心としたテクノロジーやビジネスの進化がすざましい。長年中国を取材してきたジャーナリストの中島恵さんによる中国レポート「smart chinese」。第1回は話題のシェア自転車事情。

「会社への行き帰りがすごく楽になったんですよ。満員のバスに乗らなくていいし、通勤時間も短縮できます。晴れた日は風が気持ちよくて爽快なんですよ~」

4月下旬、久しぶりに上海を訪れた私に、友人の会社員、王媛媛(仮名、38)はこう言うと、スマホでロックを解除して、颯爽とシェア自転車にまたがった。最近は休日に都心で買い物をするときにも、頻繁にシェア自転車を活用しているという。

今、中国で最もホットで、爆発的に拡大しているものといえば、このシェア自転車だろう。

20社以上のベンチャーが参入

2016年の夏から秋頃にかけて、急速に北京や上海などの大都市間に広まり、強い存在感を示している。最も有名なものは車体がオレンジ色のMobike(摩拝単車)、同じく黄色のofo(共享単車)だが、17年春までの間に20社以上のベンチャー企業がシェア自転車ビジネス事業に乗り出しており、車体も青や緑などカラフルだ。中国の報道などによると、全国で700万台~1000万台もあると言われている。

「中国版シェア自転車」の特徴は専用の自転車置き場ではなく、従来から自転車やバイクを置いている区域ならば、どこでも乗り降り自由、スマホで決済するだけで利用できる簡便さだ。

使い方は、まずスマホにシェア自転車用のアプリを導入する。利用したいときにGPSでどこにシェア自転車があるかを検索すれば瞬時に見つけられる。一番近い場所にある自転車の元に行き、アプリで自転車のQRコードを読み取り、ロックを解除する(企業よってやり方は異なる)。それだけだ。乗り捨てるときにはアプリの「終了」ボタンを押せば自動的に再びロックがかかり、その場で決済すればいい。私も友人が乗るところに立ち会ったが、とても簡単であっという間だった。

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最終更新:5/17(水) 21:10
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