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ハミルトン、レース中の息切れは「マシンを軽くするため、ドリンクを積んでいなかった」から/F1スペインGP

5/17(水) 13:19配信

motorsport.com 日本版

 今季のメルセデスがフェラーリに追い詰められている一因として、その車重の問題が指摘されている。W08は最低重量の728kgをオーバーしているとも言われていて、チームはマシンの軽量化に懸命に取り組んでいる。

【写真】お互い一歩も引かない”ガチバトル”を演じたハミルトンとベッテル

 ここまでの5レースが終わった段階でかなりの軽量化が実現されたものの、チームはさらに余分な重量をそぎ落とし、バラストを使用してマシンバランスを調整できる範囲を広げようとしている。

 しかし、フェラーリとのパフォーマンス差が想像以上に小さいため、少しでもアドバンテージを確保するために、ハミルトンはマシンにドリンクボトルを積まずに、レースに挑んでいるという。ドリンクボトルを積まなければ、レーススタート時に1~2kg車重を軽くできるということを意味し、その分バラストを積むことだってできるわけだ。

 スペインGPのレース中、ハミルトンの無線からは、その激しい息づかいが聞かれた。この原因も、ドリンクがなかったからだと言えば説明がつく。今季のマシンの体力面での”挑戦”について訊かれたハミルトンは、「それはレースの種類にもよるけどね」と語った。

「いろんなタイプのレースがある。燃料を節約しなきゃいけない時もあるし、ロシアGPのように、タイヤがオーバーヒートしてしまうのでプッシュできないレースもあった」

「それに対して今日は、最初のターン1から最後まで、ずっと全開だった。最初のスティントでは、持っている全てを出し切る必要があったんだ。セバスチャン(ベッテル)の前に留まるのは、それはもう死にそうなくらい大変だったよ」

「マシンを極力軽くするために、僕のマシンには飲み物を積んでいない。だから、レース中には何かを飲むことができないんだ。そして最後に、僕は残していた全てを使って戻ってきた時、心拍数は限界だった」

「クルマから降りた時はまだ大丈夫だったんだけど……チームのみんなのところに飛びついた時には……大変だった。もう二度とそんなことやらないかもしれない。その後、僕は本当に疲れていた」

Jonathan Noble