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性的な関係や裸の写真を要求…SNS犯罪に遭う少女急増 つらい思いをしているあなたへ

西日本新聞 5/17(水) 11:26配信

 ツイッターや「ぎゃるる」、LINE(ライン)など、インターネットの会員制交流サイト(SNS)を通じて犯罪被害に遭う子どもが増えています。警察庁は先月、こうした交流サイトの2016年の被害者が過去最多の1736人だったと発表しました。ほとんどが13~17歳の少女で、性的な関係や裸の写真を要求されるなどの被害でした。こうした状況に心を痛め、どうすればいいか一緒に考えようとする大人もいます。電話で相談に乗っている「チャイルドライン・もしもしキモチ」(福岡市)の山田真理子さん、「性暴力被害者支援センター・ふくおか」(同)の浦尚子さんが、つらい思いをしているあなたに手紙を書きました。

一緒に社会を変えたい 「居場所」はありますか

 ▼チャイルドライン・もしもしキモチ 山田真理子さん

 SNSには、クラスの友だちよりずっとあなたのことを分かって味方になってくれる人が、たくさんいると感じるよね。あなたが毎日生活している学校にはあなたに合った居場所がなくて、学校用の自分を演じ続けることに疲れたとき、SNSでは自分の本音を吐き出せるし、ちょっと盛ることだってできるから楽だよね。

 あなたが本音の自分で生きにくくなってしまったのはいつからだろうね。そんな毎日に疲れてしまうのは、当たり前で、あなたが悪いわけではないと思う。でも、あなたは大事な人。一つしかない命を生きている大事な存在。私たちはそう思います。

 SNSにはそんなあなたを商品としか見ない大人、そしてあなたの身体をおもちゃとしか見ず、お金や食事、甘い言葉さえ投げかければどうにでもなると思っている大人たちも、わなを張っています。

 周りを見てください。あなたの周りには、あなたたちが生きにくい世の中であることを分かっていて、一緒に変えていきたいと思っている大人もいっぱいいます。でも、「子どもたち一人一人が自分らしく生きられる社会」をつくっていくには、あなたたち自身の力が必要なのです。

 あなたの力を貸してください。もっと学校がどうあってほしいのか、もっと家族にどう分かってほしいのかを教えてください。同じ時代をあなたと一緒に生きていきたいと願っている大人たちに。

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最終更新:5/17(水) 11:37

西日本新聞