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シャラポワは2回戦を途中棄権 [ローマ/女子テニス]

THE TENNIS DAILY 5/17(水) 14:00配信

 全仏オープンでワイルドカード(主催者推薦枠)を受けとることができないと知った数時間後、マリア・シャラポワ(ロシア)が左腿の故障を理由に「BNL イタリア国際」(WTAプレミア5/5月15~21日/賞金総額307万6495ユーロ/クレーコート)の女子シングルス2回戦の試合を棄権した。

シャラポワのワイルドカード是非は6月20日か [ウィンブルドン]

 棄権を決めたとき、彼女は第16シードのミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)に対する2回戦で、4-6 6-3 2-1でリードしていた。

 シャラポワは、第3セットの第2ゲームの間にインジュリー・タイムアウト(ケガに対する治療時間)をとり、コートを離れた。左腿にテーピングをして戻ってきた彼女は、柔らかにサービスを打っていたにも関わらずゲームを何とか取ることに成功したが、ルチッチ バローニがサービスをキープしたあと、ネットに歩み寄った。

 この棄権は、フランス・テニス連盟会長が、薬物使用の過去ゆえにロラン・ギャロス(全仏)でシャラポワにワイルドカードを与えることはない、と発表した2時間半後に起きた。

「彼女にとって、つらいことだろう。しかし仕方がない」

 初戦で厳しい第1セットを乗り越え、予選勝者のアルヤズ・べデネ(イギリス)を7-6(2) 6-2で下したあと、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)はこう言った。

「ある大会では、彼女はワイルドカードや招待で助けを得られるだろうが、そうはいかない大会もあるだろう。残念ながら、それはグランドスラム大会だ。間違いなく彼女にとって、大きな大会であるはずのものだ」

 全仏オープンは2週間もしないうちに始まる。

「彼女は復帰するために、より厳しい道を通らなければならない。「長い期間ツアーから離れていたあとには、ゆっくりとランキングを回復させ、彼女の能力に見合う場所まで戻っていくために、できるだけ辛抱強くやっていかなければならない」。

 シャラポワは昨年の全豪オープンにおいて禁止薬物メルドニウムで陽性と判定され、そのために科された15ヵ月の出場停止処分のあと、先月にツアーに戻ってきた。彼女は復帰後、出場した3大会のすべてでワイルドカードの恩恵を受けて出場しており、そのことが多くのプレーヤーたちからの批判を呼び起こしていた。

 シャラポワはシュツットガルト(WTAプレミア)で準決勝に進出し、先週のマドリッド(WTAプレミア・マンダトリー)では2回戦で敗れていた。

 今大会の1回戦で勝ったことにより、シャラポワは来週発表のランキングでトップ200に入れるだけのポイントを稼ぎ、おかげでウィンブルドン予選には正規の形で出場できることになる。

 彼女は、今年の全豪オープンでベスト4に至ったルチッチ バローニに対する過去2対戦の双方で勝利を収めていた。(C)AP(テニスマガジン)

Photo: ROME, ITALY - MAY 16: Maria Sharapova of Russia recieves treatment after pulling up with an injury during her second round match against Miriana Lucic-Baroni of Croatia in The Internazionali BNL d'Italia 2017 at Foro Italico on May 16, 2017 in Rome, Italy. (Photo by Gareth Copley/Getty Images)

最終更新:5/17(水) 14:00

THE TENNIS DAILY