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【ブラジル】穀物収量26%増加見込み 生産性向上、好天が影響

サンパウロ新聞 5/17(水) 5:13配信

 ブラジル地理統計院(IBGE)が11日公表した今年4月時点のデータによると、2017年のブラジルの穀物収穫量は16年に対して26.2%多い2億3310万トンに達する見込みだ。評価対象である26の作物のうち大豆、トウモロコシ、米を含む15の作物の収穫量増加が見込まれている。大豆とトウモロコシと米の3品でブラジルの穀物生産量全体の94%を占める。伯メディアが同日付で伝えた。

 IBGEは当初、17年の穀物収穫量を前年比16%増と予想していたが、月を追うごとに上方修正してきた。IBGEの農業部長によると、恵まれた天候が大きな収穫を確かなものとし、それがIBGEによる予想を増大させている。

 作付面積の拡大を上回る増加が見込まれるということは、穀物の収穫量の増加は主に生産性の向上からくるものだと言える。例えば大豆の場合、今年の作付面積は昨年に対して2.4%拡大すると見られているが、収穫量はそれを上回る17.5%増が見込まれている。また、トウモロコシは作付面積が16.5%拡大し収穫量が46.8%増加、米は作付面積が3.3%拡大、収穫量が13.5%増加する見込みだ。

 IBGEの農業部長は「常に生産性を向上させる技術の進歩がある。しかし、恵まれた天候が生産増加の主な要因だ。昨年の収穫は干ばつにやられた。今年は雨がいい具合にもたらされており、それが農業にプラスになっている」と話す。

 農業ビジネスの進歩は今年初めのブラジル経済を引っ張っるはずだ。国内総生産(GDP)が8四半期連続で縮小した後、各種の予測は、ブラジル経済は今年第1四半期にほぼ独占的に農業ビジネスに引っ張られて成長するとの見方を示している。

 記録的な収穫は農業ビジネス部門に利益をもたらすことになる。ブラジル農業・畜産連合(CNA)は、16年に6.6%縮小した同部門のGDPは今年、8.5%拡大するとみている。

サンパウロ新聞

最終更新:5/17(水) 5:13

サンパウロ新聞