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【ブラジル】デング熱の感染疑いが大幅減 チクングニア、ジカ熱も

5/17(水) 5:15配信

サンパウロ新聞

 厚生省が8日に発表したデータによると、ネッタイシマカがウィルスを媒介するデング熱、チクングニア熱およびジカ熱の年初からの感染疑い件数が、昨年同期比で大幅に減少した。エスタード紙、G1サイトなどのメディアが8日付で伝えた。

 データは年初から4月15日までのもの。特にデング熱の場合、昨年の118万472件から今年は11万3381人へと約90%減少した。チクングニア熱も13万5030件から68%減の4万3010件、ジカ熱も17万535件から45%減の7911件となっている。これら3つの病気全体の平均では88.9%の減少となっている。

 厚生省伝染病部門のジョアン・パウロ・トレド部長によれば、今年はトカンチンス州とリオ・グランデ・ド・ノルテ州、ロライマ州でチクングニア熱の感染疑いケースが増加していることが注意を引いているが、その数値は流行を特徴づけるものではないとしている。

 例えばトカンチンス州の場合、感染疑いは10万人あたり109・5人の割合で、流行とされるレベルの3分の1だという。この割合は、リオ・グランデ・ド・ノルテ州では189・8人、ロライマ州では80・5人となっている。

 トレド部長は、厚生省のチームがこれらの地域に派遣されており、予防活動を支援していると報告している。

 デング熱の感染疑いケースは減少し、流行レベルに達しているところはないものの、全国で確認されている。人口あたりの割合が最も高いのは中西部で、10万人あたり160人。特にゴイアス州では281人と集中しているという。

 サンパウロ州内で確認された件数は8237件で、10万人中18.4人の割合。この数値は昨年同時期(10万人中373人)から大きく減少している。

 デング熱による死亡者数も、今年は17人で、昨年の507人から大きく減少している。

 ジカ熱に関しては、トカンチンス州で感染疑いの割合が最も高く、10万人中49.6人となっている。ロライマ州は23.5人だった。サンパウロ州では344件で、10万人中0.8人となっている。昨年の割合は8.9人だったという。

サンパウロ新聞

最終更新:5/17(水) 5:15
サンパウロ新聞