ここから本文です

専門家「北朝鮮が核兵器の開発を止めることはない」 アメリカの我慢も限界が近い?

AbemaTIMES 5/17(水) 16:11配信

 北朝鮮が14日に発射した新型の弾道ミサイル「火星(ファソン)12」。韓国メディアは、これが通常の角度で発射された場合、アメリカのグアムなどが射程距離に入る5000kmまで飛ぶ可能性があると報じており、アメリカ本土の攻撃が可能なICBM=大陸間弾道ミサイルの実現にまた一歩近づいたとの見方が出ている。

 今回の新型ミサイル発射について東京財団研究員の小原凡司氏は「従来の中距離弾道ミサイル、ムスダンの改良でグアムまで射程に収めることはできる」「今回のミサイルを安定的に飛ばすためには、まだまだ実験が必要なレベル」としながらも、いずれアメリカ東海岸まで撃てるようになるということを見せつける意図があるのではないかと指摘する。

 さらに「北朝鮮は去年の早い段階で核の小型化の成功も発表している。北朝鮮にとって、弾頭ミサイルを大気圏に再突入させるための技術開発が今後の課題だが、何らかの取り組みを始めていることは間違いない」とし、「やはり北朝鮮が核兵器の開発を止めることはない」との見方を示した。

 そんな北朝鮮は先週、ノルウェーのオスロでアメリカ側と非公式協議を行っている。

 小原氏は「当初アメリカは米朝首脳会談の実施に向けては“核開発をやめること“を条件としていたのが、“適切な条件“というように表現を変えてきている。オスロでは、その“適切な条件“をどこに落とし込むのかが話し合われたのではないか」と、アメリカ側の態度の軟化について指摘する。

 しかし、ここまではアメリカの“計画通り“だという。「普段は位置を秘匿している潜水艦を浮上させ、入港するところまで見せた。しかもそのデッキには特殊部隊NAVY Sealsを敵地に送り込むためのシステムが搭載されていた。いま朝鮮半島周辺にいる兵力だけでは不十分ということもあるので、軍事力を見せつけ、圧力をかけて対話のプロセスに乗せる、ということをやってきた。これに失敗した時は軍事的解決ということになる」(小原氏)。

1/2ページ

最終更新:5/17(水) 16:11

AbemaTIMES