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痴漢疑われた男性死亡、冤罪対策に弁護士「自分の身分を明かすことが大切」

5/17(水) 18:00配信

AbemaTIMES

 東急田園都市線で、痴漢を疑われた男性が電車にはねられて死亡した。

 15日20時すぎ、横浜市の東急田園都市線青葉台駅で、下りの車内で痴漢行為をしたとして女性に訴えられた男性がホームに降ろされた。駅員が駆けつけ、男性から話を聞いていたところ、男性が突然線路に飛び降りて電車にはねられた。目撃者は「男の人が2人掛かりで押さえ込んでいる状況でした。駅員がやってきておとなしくしていたが、急に走り出す形で線路に落ちてしまった」と話している。

 警察によると、男性は30代で、病院に搬送されたが死亡した。この事故で、田園都市線は上下線で57本が運休し、2万3000人に影響が出た。

 このように痴漢に疑われた男性が線路に逃げ込むというのは、今年に入ってからも都内で8件起こっている。12日にもJR京浜東北線車内で痴漢をしたとされた40代の男性会社員が、駅員が目を離した隙に上野駅から逃走し、駅付近の雑居ビル下で転落死しているのが発見された。警察は誤って転落したか自殺とみて捜査を進めている。

 痴漢は犯罪であり、線路に飛び込むというのも列車の運行の妨げになるため、法律に違反すると言われている。なぜ、列車の運行を妨げてまで逃げてしまうのか。

 弁護士の萩谷麻衣子氏は、痴漢を疑われた男性は「頭が『逃げるしかない』でいっぱいになっている」と指摘。捕まったら終わりだと思っていることや、拘留期間が有給よりも長いなどの点が原因ではないかとの見解を示した。もし痴漢を疑われ、冤罪だった場合、どのように対応すればいいのか。

 萩谷氏によると、名刺を渡してその場を離れるなど、自分の身分を明かすことが大切だという。逃げる恐れのある者を捕まえるのが逮捕の目的であるため「自分の身分・住所などを記したものを渡すことが第一にすべきこと」だという。

 その他の手段としては、すぐに弁護士に電話する・電車内で疑われた場合は目撃者を探すなどの手段がある。逃走は犯行を認めているのと同じだと思われるため、やっていないのならしっかりと証明することが望ましいという。

 (AbemaTV/『原宿アベニュー』より)

最終更新:5/17(水) 18:00
AbemaTIMES

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