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劇団EXILE・青柳翔「真摯に向き合っていきたい」

5/17(水) 19:00配信

Lmaga.jp

日本の誇りを世界中の人たちに伝えるためのプロジェクトとして、EXILE HIROが初のプロデュースを手がけた映画『たたら侍』。戦国時代中世の島根・奥出雲の村を舞台とした本格時代劇で、その主人公を演じたのが、映画や舞台、ドラマで活躍する俳優・青柳翔。来阪した彼に話を聞いた。
写真/Ayami
「侍=スーパーヒーローではなく、人間の弱さも持っている」

【写真】たたら製鉄という日本の伝統をもっと知ってもらいたい」と話す青柳

武士の魂である日本刀を作るために、なくてはならない材料「玉鋼」を生み出す日本独自の製鉄技術「たたら吹き」。この映画では、そのたたらの技を受け継ぐことを宿命付けられた主人公・伍介が、「強くなって村を守りたい」との想いから侍になろうと悩みもがき、葛藤や挫折を通して真の「侍」へと成長していく姿を描く。

「伍介が良かれと思ってやったことが次々に失敗して、挫折して。それでも1歩立ち上がろうとするけど、どんどん裏目に出て逆に人を傷つけてしまう・・・こういうことは日常的にあるものだと思うので、すごく共感できる部分があります。侍=スーパーヒーローではなく、人間の弱さも持っている。海外の映画祭では『そこがすごく良かった』と言ってくださる方が多かったですね」と、伍介の気持ちの流れを丁寧に演じるよう心がけたという。

伍介の幼なじみで親友・新平をEXILE/三代目J Soul Brothersの小林直己が、伍介に真の強さについて諭す武士・尼子真之介をEXILEのAKIRAと、青柳も普段から信頼を置く仲間が演じ、ほか、津川雅彦、奈良岡朋子、笹野高史、甲本雅裕、宮崎美子ら錚々たる名優がしっかりと脇を固める。主演というプレッシャーのなか、共演者の存在に助けられることが多かったと話す。

「直己さんとAKIRAさんは殺陣のシーンが多く、僕もセットから稽古の様子を見ていたんですが、お2人の取り組む姿勢にすごく影響を受けました。ほかの共演者の大先輩方には、みなさんが存在しているだけで出ているオーラというものに本当に助けられたなと、出来上がった映像を見て実感しました」

「1作品1作品、俳優、歌手、すべてのものに、真摯に向き合っていきたい」

青柳に絶大な信頼を置き、伍介役として起用したのは、青柳が主演の前作『渾身』でタッグを組んだ錦織良成監督。EXILE HIROとともに何度も島根を訪れ、改めて気付いた日本の素晴らしさをオリジナルの脚本に投影。奥出雲地方に本格的な村のオープンセットを建設するなど、作り物の領域を超えたクオリティーで中世の「たたら村」を見事に復元させた。

「日本の美しい景色にすごくこだわって、1シーンごとに丁寧に撮ってくださる監督。良い画を撮るべくスタッフが一丸となってやっていたので、映像でじっくり観ていただきたいです。また、たたら吹きのシーンは実際に僕も体験させていただいて、村下(たたらの技を受け継ぐ人)の方々が『本気で良い玉鋼を作りたい』というなか撮影したので、そのライブ感みたいなものは伝わると思います。たたら製鉄って知らない人が多いと思うので、この映画をきっかけに、日本にはこんな素晴らしい伝統があるというのを知っていただきたいですね」

2009年に舞台で俳優デビューし、劇団EXILEのメンバーとなった青柳。昨年には念願の歌手デビューを果たし、俳優業と並行して歌手活動を開始。6月7日には2ndシングル『そんなんじゃない』の発売も控えている。

「歌手としての経験はすごく浅いので、いろんな人にアドバイスしていただきながら、もっと成長していかなきゃいけないなと。EXILEや三代目J Soul Brothersなど事務所のアーティストが歩んできた歴史があったうえで、今こういうチャンスをいただいているので、1作品1作品、俳優としても歌手としてもすべてのものに、真摯に向き合っていきたいなと思います」

写真/Ayami

最終更新:5/17(水) 19:00
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