ここから本文です

中国人の社員2人活躍 魚津の金太郎温泉

北日本新聞 5/17(水) 21:34配信

 魚津市天神野新の金太郎温泉は昨年とことし、日本の四年制大学を卒業した中国人を1人ずつ正社員として採用した。アジア圏を中心に増え続ける外国人客に対応するため、通訳として雇っている。木下荘司社長は「2人とも勤勉で頑張っている。外国の方にも満足してもらっていると思う」と語る。(新川支社編集部・青山晃太朗)

 働いているのは2年目の趙慧(ちょうけい)さん(28)と、4月に入社したろう美香(びか)さん(25)で、いずれも中国遼寧省出身。2人は富山情報ビジネス専門学校(射水市)で日本語を2年間学び、金沢星稜大(石川)で経営学や観光業について勉強した。

 学習したことを生かしたいと日本の旅館で働くことを決め、日本の学生と同じように就職活動を行った。合同説明会にも足を運び、金太郎温泉の面接を受けた。

 趙さんは中国人客を中心に通訳として活躍している。初めて旅館を訪れる客も多く、「不安を抱えて来る客もいる。案内することで安心して温泉を楽しんでもらいたい」と考えながら館内や入浴方法を案内している。日本人客への接客もしており「リピーターのお客さまに名前と顔を覚えてもらえてうれしい」と笑う。

 現在研修中のろうさんは現場に出て食事の提供や接客作法を学ぶ。外国人に食事のマナーについて質問され、答えると安心してくれたことがうれしかったという。「文化の違いで分からないことが多い。少しでも悩み事をなくしてもらいたい」と話す。

 木下社長は「将来仕事の幅が増えるならば、通訳に限らずさまざまな仕事を任せてみたい」と期待を寄せている。

北日本新聞社

最終更新:5/17(水) 21:34

北日本新聞