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ハッチョウトンボ羽化 古座川町の大谷湿田

紀伊民報 5/17(水) 17:01配信

 和歌山県紀南地方の山間部で、県レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている希少なトンボが羽化し、訪れた人を楽しませている。

 古座川町直見の大谷湿田で、日本最小のトンボ「ハッチョウトンボ」が羽化し始めた。成虫でも2センチほどにしかならない。羽化は6月まで続き、トンボの成虫は9月初旬まで見られる。

 大谷湿田は、1992年に大量のハッチョウトンボが発見されたことをきっかけに、町が自然保護区として買い取った。町文化財保護委員や地域住民が草引きなどをして、トンボの成育しやすい環境を保全している。

 ハッチョウトンボは町天然記念物でもある。やや酸性の水があり、生息地周辺に豊かな自然が保全されていることなどが生息条件になっている。成虫の雄は赤色、雌は黄褐色と黒色のまだら模様になる。

 早朝の湿田では、ハッチョウトンボが草に止まり、朝露にぬれた羽を乾かす姿が見られる。

最終更新:5/17(水) 17:01

紀伊民報