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ロッテ6連敗自力V消滅…雰囲気悪くないけど結果が

日刊スポーツ 5/17(水) 7:55配信

<ロッテ2-3西武>◇16日◇ZOZOマリン

 ロッテの自力優勝の可能性が、今季37試合目で早くも消滅した。

【写真】試合後、厳しい表情で引き揚げるロッテナイン

 チェンが5回に西武打線につかまり3失点。先発が先制を許すと打線が追いつけないという、いつもの負けパターンだった。攻撃でも、守備でも、細かいミスが重なった。連敗は今季最多の6に伸び、借金は18。オープン戦首位の面影はなく、長いトンネルに入ってしまった。

 伊東監督は、あえて明るく振る舞った。どんよりした空気を振り払うように「みんな、暗くなるな! 悲愴(ひそう)感を漂わせても、しょうがない。上を見て行くしかない」と、報道陣に笑みさえ見せた。1点差の惜敗だった。ただ、監督自ら鼓舞する裏には、借金18で自力優勝消滅という重い現実があった。

 負けっ放しの6試合は、1試合をのぞき先発が先制を許した。この日は5回。チェンが1死走者なしから4連打に味方の失策が絡んで3点を失った。打線は1点ずつ返したが、そこまで。7回無死一、二塁では清田がバント失敗で、続く平沢はボール球を振り三振。追い上げムードが一気にしぼんだ。「もうちょっとのところまでは行くようになったけど、それ以上はいけない」。監督の言葉が、現状を端的に示していた。

 選手内の雰囲気は、決して悪くないという。5連敗目だった14日の日本ハム戦。試合前の円陣で声出し係を務めた荻野の胸には、白いテープが「C」の字に貼られていた。同い年の清田がシャレで作った即席のキャプテンマークに、自然と笑いが起きた。こういう時こそ、暗くならずに-。気持ちは前を向いている。ただ、結果が伴わない。

 自力優勝は消え、CS圏内の3位西武とも10ゲーム差。林球団本部長は「伊東さん中心につくってきたチーム」と、現体制で巻き返す方針だ。新外国人の補強を急ぐことも明言した。補強しても浮上できる保証はないが、急がないと、望みは完全に絶たれてしまう。早ければ、角中が19日、石川も23日から1軍復帰の見込み。欠けたピースが戻ってくるのは明るい材料だ。

 だからこそ、伊東監督が指摘した「細かいミスがある。その辺が出来てない」という課題の克服が急務。まずは現有戦力のプレーの精度を高め、1日も早く連敗を止めないといけない。【古川真弥】

 ▼ロッテは37試合目で自力優勝の可能性が消滅した。楽天がロッテとの残り18試合に全敗しても、他球団との残り試合に全勝すれば116勝27敗で勝率8割1分1厘。ロッテは残り106試合に全勝しても8割1分(115勝27敗1分け)で楽天に及ばない。最近では05年楽天の自力1位の可能性が29試合目に消えたが、当時のパ・リーグはプレーオフで優勝を決めたため、この時の消滅は自力Vではなく自力勝率1位。自力V消滅の早さでは、90年ダイエー(37試合目)以来。ダイエー以前に37試合以下は59年近鉄(32試合目)までなく、60年以降では最速タイとなった。

 ▼ロッテは4月28日西武戦から16試合連続で2桁安打がない。58年8月に記録した球団ワーストの18試合連続が近づいてきた。

最終更新:5/17(水) 8:58

日刊スポーツ