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シャネルの14万円ブーメラン、「先住民文化の私物化」と批判

CNN.co.jp 5/17(水) 12:02配信

(CNN) 仏高級ブランドのシャネルがデザインしたブーメランを1130ユーロ(約14万円)で売り出したことに対し、オーストラリア先住民文化の私物化に当たるとして批判の声が上がっている。

シャネルは「一部の方の感情を害したとすれば、極めて遺憾に思う」との声明を発表した。ただ、ブーメランは16日現在も、同社のウェブサイトで販売されている。

問題のブーメランはシャネルの2017年春夏コレクションの一部として発表された。木製の樹脂をあしらったデザインに、シャネルのロゴ入り。米メークアップアーティストのジェフリー・スター氏が15日にソーシャルメディアで紹介したことから注目を浴びた。

しかしこの投稿に寄せられた数千ものコメントの多くは批判的だった。

ツイッターにも「文化の私物化もここまで落ちた。シャネルが全ての収益を恵まれないアボリジニ社会に寄付することを願う」といった投稿が相次いでいる。

オーストラリア博物館の先住民プロジェクト担当者は同国のガーディアン紙に対し、1930豪ドルというブーメランの値段は、オーストラリア先住民の平均年収のほぼ10%に匹敵すると指摘した。

一方で、世界にはほかにもっとひどいことがあると主張し、「ブーメランがそんなに大事?」と問いかける投稿も。ブーメランは玩具として、オーストラリアの土産物店などでも売られていると指摘する声もあった。

シャネルは声明の中で、「アボリジニとトレス海峡諸島の社会、および文化財としてのブーメランの重要性を軽視する意図はなかった」と説明。ブーメランはテニスラケットやテニスボール、ビーチボールなどと同じスポーツウェアに分類している。

最終更新:5/17(水) 12:02

CNN.co.jp