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元野村トレーダーの裁判、弁護人は市場の特性を強調する戦略

Bloomberg 5/17(水) 2:06配信

野村ホールディングスの住宅ローン担保証券トレーダーが詐欺の罪で起訴された裁判で、弁護側証人の尋問が始まる前から、被告3人の弁護人が無罪を勝ち取るための戦略が明らかになりつつある。

弁護人のガイ・ペトリロ氏は先週の冒頭陳述で、顧客は求める証券について「最良の価格」を得ていたと強調。「誰もだまされていないし、誰もわなにかけられていない」と述べた。もう1人の弁護人、マーク・ムケイジー氏は、被告が相手にしていた顧客は「世界でも最も高度の知識を備えた投資ファンドだった」と弁護した。

同様に元野村のトレーダーであり有罪を認めて検察側の証人となったフランク・ディヌッチ被告については、虚言癖があると先の弁護人らは主張。検察と連邦捜査局(FBI)捜査員、監督当局者、さらには母親までをも欺いたと述べた。

ロス・シャピロ、マイケル・グラミンス、タイラー・ピータース3被告は、2009-13年にかけて証券の価格を偽り顧客に対して詐欺を働いた罪に問われている。弁護人らは検察側証人の信頼性に疑義を呈すると同時に、住宅ローン証券市場の参加者は技能と知識、調査能力を備えており、膨大なデータや情報に基づいて価格が適正だと判断することが可能だったと論じた。

原題:Defending Nomura Trio Means Showing How Bond Trading Works (1)(抜粋)

Chris Dolmetsch

最終更新:5/17(水) 2:06

Bloomberg