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世界の富裕層が集結、次の注目アーティスト発掘-ベネチア現代美術展

Bloomberg 5/17(水) 7:35配信

多数の世界の富裕層は5月に1週間にわたり、第57回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展の盛大な開幕式やパーティ、レセプションに出席するため、イタリアのベネチアに集結する。

美術展は85の国別パビリオンで構成され、そのうち29館はジャルディー二公園にあり、米国やロシアなどが現代美術展を開催する。残りのパビリオンは巨大な倉庫集合地域アルセナーレにあり、そこでは1人のキュレーターが1つのテーマに基づき多数の美術作品を集める。今年のテーマは「ビバ・アルテ・ビバ(芸術万歳)」。 一般公開は5月13日から11月26日まで。

多数の世界の富裕層に加え、富裕層の需要に応える美術商も集まるため、ベネチア美術展はアート市場の傑出した作品について非公式なコンセンサスが形成される場所となっている。

美術関連の助言を行うKCMファイン・アーツ(ニューヨーク)のディレクター、ヘザー・ハーモン氏は、アーティストが「常に出世できるわけではないが、出世できる可能性は間違いなく高い」と指摘。「ドイツ館のアンネ・イムホフ氏(のパフォーマンス展示)は、今回のビエンナーレの大きな収穫の一つとなるだろう。つまり、同氏は世界レベルで注目すべきアーティストの1人であるということだ」と述べた。

このほか傑出している作品は、ニューヨークに拠点を置くアーティスト、レイチェル・ローズ氏の動画作品(ジャルディー二のセントラルパビリオンに展示)や、ブルックリンに拠点を置くアーティスト、キャロル・ボベ氏の彫刻作品(スイス館に展示)、ジョージ・ドライバス氏の光る鏡張りの迷路を含む展示作品(ギリシャ館)だ。「これらの作品は大きな規模で、より大きな観客に訴えかける」とハーモン氏は話す。

原題:This Is Where the Global Rich Go to Find Art’s Next Big Thing(抜粋)

James Tarmy

最終更新:5/17(水) 7:35

Bloomberg