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村田、“ゴロフキン・トレ”で無敵ボディー仕上げた/BOX

サンケイスポーツ 5/18(木) 7:00配信

 ボクシングのトリプル世界戦(20日、有明コロシアム)の予備検診が17日、東京都内で行われた。WBA世界ミドル級2位の村田諒太(31)=帝拳=は、元WBO同級王者で同級1位のアッサン・エンダム(33)=フランス=と初対面。笑顔で握手を求めるなど、世界初挑戦が3日後に迫っても落ち着きはらっていた。WBC世界フライ級王座に挑む比嘉大吾(21)=白井・具志堅スポーツ、WBC世界Lフライ級王座に挑戦する拳四朗(25)=BMB=らも異常なしと診断された。

 本当に世界戦前なのか。大一番に向けた公式行事が始まっても、村田に不自然な気持ちの高ぶりはなかった。予備検診の会場でエンダムと初対面。村田は自ら手を差し出して握手を求めた。生粋のファイターらしからぬ紳士的な振る舞いだ。

 「2人ともメンチを切るようなタイプではない。自然の流れで握手になった。トラッシュトーク(汚い言葉や挑発)とか好きじゃないんで、正々堂々と試合できる」

 終始、落ち着いていた。検診の結果、身長で1・6センチ、リーチで0・5センチも上回ったが、「もう少し大きいかなと思っていた。似たような体形。でも、ボクシングは踏み込みやタイミングがあるので、長さが直接関係あるのかというと、そうでもない。気にならない」とロンドン五輪金メダリストは理路整然と話した。

 安定した精神面の源の一つが、積み上げた過酷なトレーニングだ。3月から、ミドル級の3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(35)=カザフスタン=が取り入れるトレーニングを採用。70キロの重りを乗せた鉄製のソリを20秒間押し続ける「スレッドプッシュ」を10回以上も繰り返した。意図的に無酸素状態を作り出すことでスタミナアップに成功。最強の“ゴロフキン・トレ”で心身ともに強さを増した。

 検診を終えると、ジムに直行。縄跳び、ストレッチなどで約1時間汗を流した。「言ってみれば、アクティブレスト。代謝を上げることで、ゆっくりと休めるようになる」。決戦まであと3日。気負いのない柔和な表情に自信がにじんでいた。

最終更新:5/18(木) 7:00

サンケイスポーツ