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<豊洲市場>専門家会議が数十億円規模の対策工事提案へ

毎日新聞 5/18(木) 0:13配信

 東京都の豊洲市場(江東区)の地下水モニタリング調査で国の環境基準値の最大100倍にあたるベンゼンが検出され、外部有識者の「専門家会議」(平田健正座長)が18日の会合で総額数十億円規模の対策工事を提案することが、関係者への取材で分かった。豊洲市場の地下水を巡っては、今年3月に公表された再調査結果で、今回と同様、基準値の最大100倍のベンゼンが検出され、4月以降も調査が継続されていた。

 関係者によると、対策工事は主要建物下の地下空間に地下水が上がってくることを防ぐ目的で、会合では地下空間の底面をコンクリートか特殊シートで覆う案が提示される。両案はともに換気設備設置を伴い、工事費用は数十億円規模に上るという。地下水管理システムの機能も強化する。

 専門家会議は再調査結果の公表時に「地上と地下は別で、市場の地上部分については安全」との見解を示しているが、今回は工事を実施することで「汚染を環境基準以下にする『無害化』を目指すことが可能」と評価するとみられる。

 地下水調査は2014年11月から今年1月にかけ計9回実施され、9回目の調査で基準値の最大79倍のベンゼンが検出された。そのため都は延べ29地点で再調査を行い、うち25地点で基準値の100倍のベンゼンを含む有害物質が検出されていた。【森健太郎】

最終更新:5/18(木) 1:03

毎日新聞