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【楽天】則本、5試合連続2ケタ奪三振!初回5失点に「気合を入れ直しました」

スポーツ報知 5/18(木) 6:05配信

◆楽天15―6日本ハム(17日・盛岡)

 楽天・則本が、プロ野球史上5人目となる5試合連続2ケタ奪三振を達成した。初回に2発の本塁打を浴びて5失点と最悪の立ち上がりとなったが、2回以降は立ち直って5者連続を含む12三振を奪った。エースを救うように味方打線が2回、6点を奪って大逆転。今季最多の15点を挙げた。則本は7回5失点でリーグトップに並ぶ5勝目となった。

 不屈の精神力を見せた。則本は初回に2本の本塁打を浴びて5失点。だが、逆転した3回以降は二塁すら踏ませぬ投球だ。7回5安打5失点、オール空振りの12Kで、プロ野球史上5人目となる5試合連続2ケタ奪三振を達成した。5勝目もリーグトップタイ。「逆転してくれたので、ここでちゃんとした投球をしないと野手の皆さんに申し訳ない。気合を入れ直しました」。大記録にも笑顔はなく、淡々と振り返った。

 一瞬、悪夢が頭をよぎった。この日は年に1試合の岩手開催。昨年も同球場で先発し、4回14安打10失点と大炎上した。初回は「慎重に行きすぎてしまった」と自己ワーストの1イニング5失点。それでも「初球、直球を狙われている雰囲気があった。それを逆手にとって初球からどんどん勝負球でいった」と冷静に分析し、挽回。梨田監督も「普通は初回に5点取られたら気持ちがなえてダメになるけどね」と感心しきりだった。

 苦い記憶を払拭した。昨年は則本の乱調だけでなく、嶋も左手首に打球を受け骨折。2―10の大敗で最下位に転落した。試合開始5時間以上前の午後0時半頃。礒部打撃コーチが「塩でもまかなアカンやろ」とベンチに塩をまき、マウンドとホームベース付近も清めた。ベンチ両端には塩を盛って臨んだ。

 勝ったのは13年が最後で、3連敗中だった盛岡。もちろん則本も最善の準備をした。普段より1時間早い5時間前に登場。マウンドに向かい、設置してあった打撃練習用のネットをわざわざどかし、福山を捕手役にキャッチボールを始めた。慣れない地方球場の感触を約10分間じっくりと確かめ「これで大丈夫」と笑いながらロッカーに下がっていった。

 次戦は、野茂が持つ日本記録の「6試合連続」に挑む。「どんなピッチングでもチームが勝てるように粘り強く投げたい。次は自分でしっかり試合をつくりたい」。チームも劇的な勝利で、今季5度目の3連勝で貯金を最多16にした。偶然か必然か、優勝した13年に初めて貯金16となったのは7月30日の西武戦。則本が先発して勝利投手となり、場所も岩手だった。どんなことがあっても、ただでは転ばない。好調のチームを象徴するような試合で、エースのピッチングも光った。(安藤 宏太)

 ◆記録メモ

 則本(楽)が5試合連続2ケタ奪三振。5試合以上続けて10三振以上を奪ったのは、14年能見(神)以来5人目7度目、パでは10年ダルビッシュ(日)以来4人目6度目だ。則本は、その5試合に-○○○○。5試合以上連続を記録している間に、黒星がなかったのは則本だけだ。

 6戦連続を狙った試合をみると、91年野茂は10奪三振で記録を作ったが、その試合は●。野茂の90年は8個で●、93年も5個で●、09年杉内が8個で勝敗なし。10年ダルビッシュは6個で●、14年能見は3個止まりで●と、6戦目は、苦しい投球で、三振も取れていないが、則本はどうか。

最終更新:5/18(木) 9:12

スポーツ報知

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