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トランプ政権の対ロ疑惑、司法省が特別検察官を任命 元FBI長官

AFP=時事 5/18(木) 7:56配信

【AFP=時事】(更新)米司法省は17日、昨年の米大統領選にロシアが介入したとされる問題の捜査を率いる特別検察官に、元連邦捜査局(FBI)長官のロバート・モラー(Robert Mueller)氏を任命した。この捜査をめぐっては、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が継続中止を働きかけた疑惑が浮上していた。

【写真】コミー前FBI長官

 モラー氏は、トランプ大統領の陣営がロシアと共謀関係にあった可能性も含む疑惑の捜査を率いることになる。任命したロッド・ローゼンスタイン(Rod Rosenstein)司法副長官は声明で「特殊な状況と世間の関心に鑑み、この捜査をある程度の独立性を持った人物の権限下に移す必要がある」と説明した。

 トランプ大統領はモラー氏の後任であるジェームズ・コミー(James Comey)長官を電撃的に解任。一大政治スキャンダルに発展しかねない捜査をやめさせる狙いだったと非難されている。

 さらにトランプ氏はコミー氏に対して、ロシアとの関係に絡む疑惑で辞任したマイケル・フリン(Michael Flynn)大統領補佐官(国家安全保障担当)に対する捜査の中止を求めていたとも報じられた。

 こうした中、米議会では大統領選でのトランプ氏陣営とロシアの関係について、独立した調査を求める声が強まっていた。米情報当局は、ロシアがトランプ氏に有利になるように介入したと結論づけている。

■トランプ氏「迅速な結論」を

 モラー氏は、2001年9月11日の米国に対する同時多発攻撃以降、10年にわたりFBI長官を務め、広く高い評価を受けている。

 特別検察官には、独自にチームを編成し、司法省から独立して捜査する権限が与えられる。捜査中に司法省の長官や副長官と協議や報告を行う義務もない。また捜査で犯罪行為が明らかになった場合、訴追する権限も持つ。

 トランプ大統領は17日、特別検察官が任命されたことを受け簡潔な声明を発表し、「徹底的な捜査が行われ、既に分かっていること、すなわち(昨年の大統領選で)私の陣営がいかなる外国勢力とも共謀関係になかったということが裏づけられるだろう」と述べた。

 モラー氏が特別検察官に任命されたことには直接言及せず、「この問題の結論が迅速に出されることを期待している」とした。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:5/18(木) 15:14

AFP=時事