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FBIにトランプ氏「大目に見て」 司法妨害疑惑強まる

朝日新聞デジタル 5/18(木) 1:46配信

 トランプ米政権とロシアとの関係をめぐる「ロシア疑惑」が止まらない。新たに、トランプ大統領が連邦捜査局(FBI)に元側近への捜査終結を要請していたという疑いが浮上。野党・民主党は弾劾(だんがい)裁判を視野に批判を強め、与党・共和党内の擁護論が薄れつつある。トランプ氏の「司法妨害」を立証できるかが焦点となりそうだ。


 「彼はいいヤツだ。大目に見てほしい」

 トランプ氏は2月14日、ホワイトハウスの大統領執務室で、当時のFBIのコミー長官と一対一で向き合っていた。「彼」とは、トランプ政権が発足する前に、ロシア側と対ロ制裁について協議したことが問題視され、前日の13日に更迭されたフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)のことを指していた。

 トランプ氏はあからさまに、フリン氏とロシアとの癒着をめぐる捜査を打ち切るよう求めた。コミー氏は「彼(フリン氏)はいい人だ」と同意したのみだったという。

 コミー氏は、このトランプ氏とのやりとりをメモに残し、一部のFBI高官と共有していた。米紙ニューヨーク・タイムズなどが16日に、コミー氏に近い関係者から聞き取ったメモの一部を報道したのだった。

 これまで、トランプ氏はロシアによる大統領選介入問題について、インタビューなどで「ロシアが選挙に関係する問題があったなら、私も知りたい」などと語っていた。このメモの内容が本当ならば、その裏で捜査機関に圧力をかけていたことになり、司法妨害の疑いが濃厚になる。

朝日新聞社

最終更新:5/18(木) 3:04

朝日新聞デジタル