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レンタカー利用客の40%「不満」 受け渡し最大2時間 那覇空港

5/18(木) 8:30配信

琉球新報

 沖縄県が2016年に実施した那覇空港の混雑に関する調査で、夏季ピーク期に訪れる観光客の72・7%がレンタカーを利用し、空港到着からレンタカーを借りるまでに最大2時間を要している実態が分かった。レンタカー利用者の約40%が車の貸し渡し時間などに「不満」と答えた一方で、96・2%がレンタカーを「次回も使いたい」と答え、沖縄観光のレンタカー依存もあらためて浮き彫りになった。


 レンタカーの受け渡しでは、手荷物受け取り、レンタカー営業所までの移動時間、貸し出し手続きの各段階で時間を要している。特に那覇空港で営業所までの送迎バスを待つ乗り場が観光客であふれかえり、慢性的な渋滞を招くなど遅れに拍車を掛ける要因となっている。


 調査によると空港でレンタカー営業所までの送迎バスを待つ利用者数は1日(日中10時間)で1万3462人に達し、リムジンバスや予約タクシー乗り場の46倍、一般車乗り場の17倍となっている。

 国土交通省と県は昨年8月15日~9月16日に、レンタカーの送迎車両を待つ乗り場を現状より広い北側バスプールに移す実証実験を行い、混雑緩和の効果などを検証した。事故が減り混雑が緩和されたものの、待合場に屋根がなく利用者が風雨にさらされる問題などもある。

 県レンタカー協会(白石武博会長)は、レンタカー専用乗り場の確保を国交省に求めているが、場所移転はバスやタクシー団体との調整もあり、実現に難しさもある。白石会長は「各業界の利害を踏まえ、観光の質向上に努めたい」と話した。

琉球新報社

最終更新:5/18(木) 14:06
琉球新報